昨日、いわせてカフェを行いました。このカフェ、紅茶やクッキーを楽しみながら、毎回、特定のテーマについて皆さんとお話するというもの。今回は障がいをテーマに取り上げました。

昨年、神奈川県の知的障害者福祉施設、津久井やまゆり園に元職員の男が乱入して19人を刺殺した大量殺人事件が発生しました。犯人は「障害者は不幸を作ることしかできない」と供述、大変な社会問題となりました。この事件を受けて、NHKが作成したのが「亜由未が教えてくれたこと」という番組です。カフェではこの番組の亜由未さんをずっと地域で支えてきた半田みさをさんからお話を伺うとともに、参加者の皆さんと障がいについて考えるということを目的にしていました。

土曜日の午後ということで、どれだけの方が参加されるか不安だったのですが、始まってみると60名近くの方で会場も満員に。

参加を予定していた亜由未さんとお父さんについて、ご家族の不幸で急遽参加できなくなってしまったのですが、参加者の皆さんからたくさんの経験をご共有いただけました。ご自身も障がいを持ちながら、障害者平等研修(DET)のファシリテーターとして活躍されている方の話、障がいを持つお子さんを育ててきた家族の方のお話、そして地域で障がいを持つ方が自立した生活を送れるよう支え続けてきた方のお話など、非常に勉強になりました。また、私からは練馬区の福祉行政の現状についても簡単にお話させていただきました。

皆さんのお話を伺う中で、印象に残った言葉の一つが「障害を持った事は不幸ではない。不便ではある。」といったものでした。障がいとは周りの環境が作り出すものであり、それを除いていくプロセスこそが政治の課題である、ということを改めて実感しました。皆さんと地域の課題について一緒に考え、解決策を模索していく、素晴らしい経験をさせていただきました。これからもこうした取組を続けていきたいと思っています。次回は1月20日に東大泉中央地域集会所で行います。ぜひご参加ください!!