★地域に住むHIV陽性者の方からの連絡

予算審議の続くある日、一通のメールが。

区内在住のHIVの陽性者の方から相談したいとのことでした。私も参加させて頂いているHIVの方を支援するNPO団体「ぷれいす東京」から紹介されたとのこと。

★ HIVに対する差別、酷すぎます。

さっそくお会いすると、その方は私と同世代、仕事中に吐血して病院で検査した際にご自身がHIVの陽性だとわかったとのこと。病気を原因に仕事も解雇され、生きる希望を無くし、しばらく治療も受けなかったとのことでした。そんな中でぷれいす東京と出会い、様々な支えを受ける中で、ご自身の経験を踏まえてHIVへの偏見を無くすための活動を行いたいと思うようになったとのことでした。勇気を出して私にも会いに来てくれたとのこと、さぞかし緊張されたかと思います。

以前はエイズは治らない病気とされていましたが、現在では適切な治療さえ得ることができればそんなことはありません。検出限界まで下がってしまえば性行為でも感染しません。日本ではいまだに差別や偏見が強く、当事者の半数以上が親や家族にも言えない状況にあります。私も海外でHIV陽性の友人がいましたが、日本での差別はその比ではないと感じました…。

★地域での差別、偏見をなくすために

地域にも何名もの陽性の方が共に暮らす中で、今回の出会いを大切に、ぜひ今後お話を伺う機会を設けたり、区議会で訴えを行ったりと、地域でHIV差別を無くすための活動にも取り組んでいきたいと思います。