性教育について一般質問で初めて訴えたのが2019年。中学校の性教育の授業でも「どうしたら子どもが生まれるのかは教えない。」というのはあまりに酷いと改善を求めました。

https://iwasetakeshi.net/2019/07/sex-education/

本書ではオランダ、フィンランド、韓国など世界8か国の性教育の教科書を比較。例えば、オランダでは12歳のときに「セックスをどう思うか」を自由に書き、議論を通じて「相互に尊重しあうこと」を学ぶとのこと。また、避妊の責任についても学校で学ぶとのことです。こうした国々と日本の最大の違いは「自己や他者の性に対する否定的な感情」にあるとのこと、確かに日本では「性行」という言葉自体を教科書で使っていけないなど、触れないことがあまりに多いと思います。

国や教育委員会は二言目には「教えることで関心をもってしまう」と言いますが、性に関する情報がネットなどで溢れる現在、むしろ学校でタブー視することの方が問題ではないでしょうか?コロナ禍で希望しない10代の妊娠が増えていますが、その背景には適切な知識がないこともあります。

性教育は自分や人を大切にすることであり、人間を好きになる学びでもあります。海外の事例を踏まえながら、区としてもどんな性教育を行うべきか、今後も訴えていきます。