先日、区内の公立中学校に通う保護者から相談がありました。

「肌寒くなってきた中、ブレザーを着るにはまだ暑いので、ワイシャツの上にカーディガンを着させて登校しようと思い、学校に相談したところ校則で「カーディガンはブレザーの下に着る」と決まっているので許可されず、そのまま通学して風邪をひいてしまいました。改めて改善を求めたところ大人になった時の訓練だから理解してほしい、というような回答でした…あまりに理不尽ではないでしょうか?」

そもそもいわゆる「制服」と呼ばれる服装も「標準服」でしかなく、特定の服を着る義務はありません。制服に私服を組み合わせるのも自由です。「大人になった時の訓練」という理由も納得できるものではありません。大人つまり社会人でも様々な働き方があり、特定の服装を強制するというのは適切ではないと思います。

これまでも区内の半数近くの中学校で下着の色を指定されている、といった問題などを指摘し、その都度改善がみられてきましたが、まだまだ問題が山積しています。https://iwasetakeshi.net/2020/03/school-regulation/

こうした問題を解決するには、個別の対応を図ることも必要ですが、世田谷区のように校則をウェブサイトなどで公開して、社会の目で判断し、改善していくことが必要だと思います。今後も粘り強く対応を求めていきます。