12月18日㈯、所属する「市民の声ねりま」の臨時総会を開催しました。総会の場で組織の解散を提案し、皆さまのご承認をいただいたうえで、市民の声ねりまは解散しました。突然のお知らせで驚かれる方もいるかと思います。少し長くなってしまいますが、経緯をご説明させていただきます。

市民の声ねりまが正式に設立されたのは池尻成二さんが区議会議員として初当選された2003年のことでした。
私が組織に関わり始めたのは、エクアドルから戻った直後、今から約7年前のことで、それからずっと市民の声ねりまに育てて頂きました。最初の選挙、大変未熟ながら初挑戦で当選でき、そのあと区議としての活動を継続できたのは、池尻成二さんをはじめとする市民の声の皆さんのご指導とお支えのお陰だと思っています。古くからの会員の方々におかれては、池尻さんが区議に初当選する前から20年以上にわたって貴重な時間やお知恵、資金、そしてたくさんの汗を捧げて頂けたことを思うと、感謝の気持ちしかありません。
ご存じのように、池尻成二さんは7月の都議選に出馬するために区議を辞職され、私も全力で応援しましたが次点に終わりました。池尻さんは現在、ご自身の新しい団体を運営し、活動の拠点をそちらへと移しています。また、私も高口さんも生活者ネットワークの皆さんやかとうぎ桜子さんと共同会派「インクルーシブな練馬をめざす会」を議会で組んでおり、それぞれの活動も展開するようになりました。こうした中、市民の声ねりまの規約にある「池尻成二、岩瀬たけし、ならびに高口ようこの区議会議員活動を支えるための活動」という内容が現状には適さないものになっています。また、会員の皆さんも古くからの池尻さんの支援者であり、池尻さんご自身が実質的に会を離れた中で、そのありかたを抜本的に見直す必要がありました。こうした点も踏まえ、私と高口さんの両代表とも辞任することになりました。

諮問機関である運営委員会で検討を続けてきたなかで、今後の市民の声ねりまの代表を担ってくださる方は自薦他薦とも居ませんでした。また、池尻さんには代表再任をお願いしましたが固辞されました。

こうした経緯を踏まえ、運営委員会として市民の声ねりまをより発展的な方向へ昇華させることを目指し、一度は組織を解散したうえで、元会員の皆様ご自身のご意向によって、3人をそれぞれ見守っていただく方向にシフトするということの賛同をいただきました。

長年にわたりお世話になった市民の声ねりまが無くなること、とても寂しく、また心細くも感じています。ただ、今後も私たち3人の活動は続きます。3人とも、目指すところや理念は一緒です。池尻さんも高口さんも、お二人とも大変尊敬できる政治家であり、今も素晴らしい出会いに感謝しています。

私と高口さんは、区議会での共同会派「インクルーシブな練馬をめざす会」として、また、池尻さんとも緩やかな連携をとりながら、地域での活動に向き合っていく所存です。市民の声ねりまの理念である「ともに生きる、ともにつくる」を胸に区や行政へ対峙する姿勢はいささかも揺らぐことはありません。ぜひ皆さんと新たなスタートを切ることができたら幸いです!そして現在は新しい門出に際して、新たな会の名前も検討しています。ぜひご意見など頂けたら有難いです!(写真は今から6年半前、初めての選挙のときのものです。)