交通対策等特別委員会での報告。今年4月1日から、シェアサイクルの実施を区内全域へとうすること、また他区との相互乗り入れを可能にするとのこと。これまでは、大泉学園、石神井公園、光が丘の3駅周辺のみで実施。事業者はドコモだけだったのがソフトバンクも。期間は5年間です。車両は200台でしたが、4月から356台、将来的には900台まで増やすとのこと。今後、区が実施するタウンサイクルの1日利用は全て休止となります。練馬区の負担は3年前に5500万円をかけポートを整備、現在は用地をポートとして無料で貸し出しています。私が行った主な質疑は以下の通りです。

【論点1.利用の費用はどうなる?】
頂いた資料を見ると、ドコモは2月から、ソフトバンクは4月から利用料を値上げする予定とあります。民間事業とはいえ、公共性の高い事業ですので、価格の考え方については事前に区と事業者の協議を行うべきではないでしょうか?

【区の回答】
事業者である以上、利益を上げなくてはいけない。今後の運用に際して価格などについては事業者と話はしていく。

【論点2.利用できない方はどうなる?】
シェアサイクルを利用するためには、ドコモポイントかクレジットカードが必要。クレジットカードを持たない学生の方々などは利用ができません。SUICAなどを含めてより多くの方が利用できるための支払い方法を工夫すべきです。

【区の回答】
現在、他の方法についても事業者と検討していく。

【論点3.タウンサイクルはどうなるの?】
シェアサイクルの導入によって、これまで練馬区が実施してきたタウンサイクルの一日利用が休止になるとのこと。区として、タウンサイクルの定期利用を含めて今後どうするのか現時点での考えは?

【区の回答】
シェアサイクルが全区で実施されることで、タウンサイクルの一日利用は一度休止する。また、定期利用については今後の利用状況を含めて検討する。

シェアサイクルの実施は民設民営と説明していますが、導入時には5千万円以上の税金、そして現在も多くの公共用地が無償で提供されています。公共性が高い事業である以上、区民の方にとって使い勝手のいい制度となるよう、また、現在実施しているタウンサイクル事業についても多くの利用者がいる中で、徒に削減の方向にかじ取りすることのないよう、求めていきます。