最後の一般質問③ 2700人の非正規公務員、残業代が払われたのはわずか6名…「私たちは機械や道具ではない」

これまで何度も、練馬区で働く非正規公務員(会計年度任用職員)の待遇の改善を訴え続けてきました。多くの方は年収200万円以下で9割は女性。ジェンダーの問題であり、官製ワーキングプアとも呼ばれ大きな社会問題にもなっています。今回は特に、残業代が全くといっていいほど払われてこなかった点を指摘し、早急に改善を求めるとともに、何年働いても給料が変わらないという実態について経験による加算を求めました。私の訴えと区の回答を報告します。(これまでの訴えはこちら。https://iwasetakeshi.net/2022/06/working-poor-2/) […]

保育士や幼稚園教諭の処遇改善について、非正規の公務員は対象外??

保育士や幼稚園教諭の給料が仕事の責任や大変さに比べてあまりに低いことが問題になっています(保育士の平均年収は310万円程度)。こうした中で、国は来年2月から民間で働く保育士や幼稚園教諭等の給与を毎月9千円程度上げるために予算化することを発表しました。https://www.yomiuri.co.jp/politics/20211227-OYT1T50005/ […]

会計年度任用職員 の給与引き下げについて 練馬区から率先して改善を!

第4回定例会の最終日、会計年度任用職員の給与を引き下げる議案について、会派を代表して反対討論を行いました。 そもそも、会計年度任用職員が導入された際には、正規職員との均等待遇や、同一労働同一賃金の実現が大きな目的の一つでした。しかし、どんなに働いても給料は変わらず、連続の雇用は4回まで、来年度の雇用も保証されていない。もともと待遇不均等である中で、期末手当の減額のみ、正規職員と「平等」に扱うということは、公正な処遇とはとても言えません。この間、たくさんの当事者の方からもご意見を頂きました。採決では、私たち(インクルーシブな練馬をめざす会)と共産党の10名だけが反対、圧倒的多数の賛成で可決されましたが、今後も会計年度の方々の待遇改善を訴え続けます。 […]

会計年度任用職員(非正規公務員)の給与引き下げについて…。「給与が下がるときだけ公務員と同じ、なぜですか?」

先週始まった定例会、練馬区で働く職員の方の給与が下がる条例案が提出されました。期末手当を年間で0.15か月分削減するというもので、一般職員や管理職員だけでなく会計年度任用職員(非正規公務員)も対象となっています。今回の削減によって、会計年度任用職員は平均で1万8500円、16日間勤務する場合ですと3万円程度の引き下げにもなります。 そもそも会計年度任用職員の方の給与は年間にして200万円程度、全国調査でも7割は200万円以下のワーキングプアと定義されており、官製ワーキングプアともいわれます。 […]

非正規公務員 の方の待遇について…「差別は人格をも傷つける」

先日の補正予算の質疑、保健所 の職員の方の待遇について訴えました。区は保健所の職員を78名から121名まで増員したとのことですが、半数近くは派遣や非正規雇用(会計年度任用職員)の方々です。 区は保健所職員の激務に感謝していると繰り返しますが、こうした方々はそこに含まれるのでしょうか?会派のかとうぎさんが総務費の質疑で、区に対してこうした労働状況は問題であること、昇給や継続的な雇用を求めましたが、区の答弁は毎年査定を行うもののその結果は昇給ではなく、翌年度の採用時の判断にしか使わないとのことでした。労働時間は違うにしても、区民のために同じように日々疲弊しながら頑張っている方々にあまりに残酷ではないでしょうか。 […]

練馬区の保健所、5割近くは非正規職員。感染拡大に備えて持続可能な体制を!

第5波がピークとなった8月、保健所も限界を迎え、自宅療養者にも十分に連絡がとれない事態に。こうした中、区は保健所の職員の数を77名から121名まで増員。しかしその内訳は人材派遣会社からの職員が48名、1年契約の非正規職員(会計年度任用職員)が11人と全体の5割近くに達します。仕事を一から覚えなくてはならず、短期間で辞めざるを得ないことから、ご本人だけでなく従来からの職員の負担も大きくなっています。 […]

会計年度任用職員の訴え「私は子どもも育てられないのでしょうか?」

都議選が終わり、多くのご相談を頂いています。先日、練馬区で非正規の職員(会計年度任用職員)として働いていらっしゃる方からこんな相談を頂きました。(個人情報のため一部変更しています) […]

給食調理員の訴え…「子ども達に美味しいごはんを作りたい、でも生きていかなくちゃいけないんです!」

先日、小学校 の給食調理員の方からご相談を頂きました。練馬区 ではコスト削減のために2004年度から学校給食の外注(委託)が開始され、現在は98校中の85校で委託に。その方は区から委託された会社でパートとして働いています。 「勤務する小学校のキッチンでは、正社員が3名、残りは私も含め全員パートです。給料は非常に低く、正社員の方も生活のため、ダブルワークで夜に清掃業や飲食店でのバイトをしています。皆さん20代~30代なのですが、とても結婚などできないと言っています。私も5年以上働き、調理師免許も持っているのですが、給料は全くあがりません。子どもが好きなので仕事を続けてきましたが、重労働で腱鞘炎にもなり、もう限界です…」 とのことでした。 […]

「長年働いても昇級はなく、毎年仕事を切られるのでは、不安でたまりません。」…区の職員、4人に1人は非正規。待遇改善を!

最近、非正規の公務員(会計年度任用職員)の方からいくつものご相談をいただいています。 練馬区でもこの10年ほどで予算削減のために1,000人以上の正規職員が削減され、非正規の方が急増、職員の4分の1にあたる1,500人以上に達しています。そして、そのうち95%が女性です。 お話を伺った方々の「10年以上、正規の公務員と同じような仕事をしてきましたが、給料はほとんどあがらず年収は200万円程。来年も働けるかわからずいつも不安です。正規職員になれるチャンスもありません。仕事がきついなど声をあげたくても、雇止めが怖いので我慢するしかありません。なんとかしてください!」といった悲痛な声に言葉もありませんでした。 非正規公務員の待遇は「官製ワーキングプア」とも呼ばれ、ハローワークの窓口の方も非正規で、翌日には自分も仕事を失い窓口に並んでいるといった悲惨な実態も存在しています。 予算委員会でも訴えましたが予算を削減するために、その犠牲を大半が女性の非正規公務員に押し付けることは絶対に許されません。一刻も早い会計年度任用職員の待遇改善や雇止めの禁止を全力で訴えていきます。

Go to Top