議会傍聴ツアー

岩瀬たけしの年に1度の一般質問を皆さんで傍聴しませんか? 今回は、難民や仮放免中の外国人への支援、LGBTQ+のこと、不登校対策のことなどを訴えます。 お気軽にご参加ください!   日時:12月5日(火) 12:45 集合場所:練馬区役所1階ロビー (岩瀬たけしの一般質問は、13:00~13:45です)   〈お問い合わせ〉 岩瀬たけし事務所 TEL&FAX: 03-5935-4071 MAIL: iwasetenerima@gmail.com

【YouTubeライブ配信】誰でもわかる区政報告会

終わったばかりの区議会のご報告を、YouTubeのライブ配信にてさせていただきます。 初めての試みですので、ぜひご覧いただき、応援いただけますと幸いです! 7月21日 (金) 19:30~ (録画あり) ◆YouTubeライブ配信はこちらから↓ https://www.youtube.com/live/055IuFZdKN0?feature=share

部落差別を知っていますか?マイクロアグレッションについて

 3年前にもお話を伺った上川多実さんから、部落差別についてお話を伺います。  第二弾の今回は、あからさまな差別だけでなく、無意識の差別や偏見によって悪意なく人を傷つける【マイクロアグレッション】について考えたいと思います。  コロナ禍によってリアルな繋がりが減ってしまった2年間。自分と異なるタイプの人との接点が持ちづらい日々でもありました。自分と異なるタイプの人への無関心さ、さらにはあたかもないものとしていないか……。一人ひとりが日常的にしてしまっているかもしれない【マイクロアグレッション】について向き合いたいと思います。 スピーカー:上川多実さん  1980年生まれ。関西の被差別部落出身の両親のもと、東京の被差別部落ではない地域で生まれ育ちました。  部落問題の当事者として声を上げてもスルーされてしまう周囲の無関心さや、部落差別が見えにくいからといってあたかもないものとするような流れに違和感を持ち、抗おうとしながら育ってきました。  現在は、部落を取り巻く様々な「なぜ?」を知ることは、部落の人だけでなく、すべての人の幸せにつながるヒントになるのではないかと思っています。 日時:7月23日(土)14時~ 場所:日本キリスト教団大泉教会 〒178-0061 東京都練馬区大泉学園町2-23-54 大泉図書館の正面です。 お申込みは岩瀬たけし事務所まで TEL&FAX:03-5935-4071 MAIL:iwasetenerima@gmail.com 、

オモニから伺う朝鮮学校のおはなし

 私たちの社会には、多くの在日コリアンが暮らしています。  在日コリアンにもさまざまな立場や国籍の方がいらっしゃいますが、今回は、お子さんが朝鮮学校に通っているオモニ(母親)のみなさんをお招きします。朝鮮学校の歴史や現状、民族教育を受けることの意味、この社会で在日として生きるということなどについて、お話を伺います。  そして、一昨年に亡くなられた、高麗博物館初代理事長、日本キリスト教協議会総幹事などを歴任した東海林勤さんを偲びたいと思います。 日時 2022年3月26日(土)14:00~ 場所 大泉教会 & Zoom   会場・Zoomともに参加費は無料です。Zoom参加をご希望の方は、岩瀬たけし事務所までメールアドレスをお伝えください。 お申込み 岩瀬たけし事務所 ☎&Fax 03-5935-4071 ✉ iwasetenerima@gmail.com

東京レインボープライド2017

GW最終日、代々木公園で行われた「東京レインボープライド2017」(TRP2017)に参加しました。議員を志した時、目標に掲げたことの一つが外国人や性的マイノリティなど、様々な価値観や多様性が尊重され、共存、共生する地域社会をつくることでした。だからこのフェスタ、毎年参加することを楽しみにしています。 会場につくと、去年よりも遥かに多いブース、そして参加者の方も性別や国籍を問わずおもいおもいのスタイルで楽しんでいる姿に、海外にいた頃を思い出しました。 海外にLGBTであることをオープンにしている友人は何人もいますが、そのアイデンティティを前面に出すことがタブー視されがちな日本では、カミングアウトしていない友人が大半です。「多様性の尊重」といいながらも、学校などでは性的マイノリティについて教えることはほとんどなく、私たちが議会で学校において性的マイノリティの子ども達への配慮を訴えても、なかなか前に進まないのが現状です。 だからこそ、こうしたフェスタなどを通じて、カミングアウトしやすい社会、またしなくても過ごしやすい社会に少しでも近づけばいいと改めて思うとともに、地域でしっかりと活動をしていかなければと改めて思いました。

トランプ大統領就任演説に思うこと 練馬区で私たちにできることは?

トランプ大統領の就任演説、英文の原稿を読みました。 大統領の就任演説、それぞれの個性や思いが込められていて、ブッシュ大統領の時以来、毎回チェックしていました。 最初の印象は、随分短いな…というもの。調べてみると彼の演説は合計で1466語で、近年の大統領の中では最も短く、直近の大統領では1977年のジミーカーター(1229文字)以来となります。ちなみにオバマ大統領の演説は2,406文字でした。 そして内容も、”Make America great again!” 「アメリカを再び偉大にする!」、”it’s going to be only America first”「アメリカだけを第一とする!」といった扇動的で短い言葉が並んでいます。今までの政治家の在り方に辟易した人々に訴えているのでしょうが、選挙キャンペーンが終わっても、まだこれか・・・とがっかりでした。 今回トランプ大統領が所信表明演説で歴代大統領としては、初めて用いた言葉のリストを見ましたが”disagreement(不一致)”, “disrepair(荒廃・破滅)” “sad(悲しみ)” “tombstones(墓石)” などの言葉が並んでおり、ここにもアメリカの分断を象徴しているのではないでしょうか?http://www.dailywire.com/news/12622/how-does-trumps-inaugural-speech-stack-numbers-aaron-bandler) こうした言動に対して、アメリカに住む友人は「トランプはいままで公にいう事が恥ずかしいとされてきた差別的な表現をあえて多用することで、それを言ってもよいのだというライセンスを人々に与え、憎悪や分断を高めている」と嘆いています。 しかし、こういった大統領が勝ってしまう状況があるのは動かせない事実。トランプが勝つなんてジョークだと言って真剣に取り合わなかった民主党やリベラル派(私たちも含め)の訴え方や行動にも、十分責任はあり、それに向き合って正すべきところは正さないといけないと思います。 また、大統領が就任して1時間後にはホワイトハウスのウェブサイトから性的マイノリティの人権に関するページが全て抹消されました。http://www.huffingtonpost.jp/techcrunch-japan/web_lgbt_whitehouse_b_14325296.html?utm_hp_ref=japan 他者や異なるものへの不寛容がアメリカをはじめ、世界に広がりを見せる中で、ここ練馬区においても昨年来、外国人の方に対する差別的な落書きが急増しています。 こうした中だからこそ、レディーガガが訴えた言葉、”Love trumps hate!”(日本のマスコミは“トランプ大嫌い!”と誤訳したようですが…”愛は憎しみを打ち負かす”という昔からあるイディオムです)のように、異なるものへの理解と寛容こそが社会の発展につながると信じて、地域における性的マイノリティや外国人の人権保障を含め私自身ができることを続けていかなければと改めて思いました。

「護憲派の泰斗」樋口陽一先生との再会

本日、大学時代のゼミの恩師、樋口陽一先生とお会いしました。 樋口先生は『「護憲派」の泰斗にして憲法学会の最高権威』(集英社の紹介文)とも称されていて、昨年は妻の大学院の同級生が編集を担当した『「憲法改正」の真実』(集英社)も出版しています。(感想は、http://iwasetenerima.blogspot.jp/…/blog-post_29.html をお読みください) 大学時代は南米やカナダでの留学(遊学?)やバックパッカー活動(?)、そのためのバイトに勤しんでいた私、決して優秀なゼミ生ではありませんでした…しかし、先生は東大を退官し、早稲田に移ったばかりということもあって、ゼミ生が4名しかおらず、先生に毎回、どんな素朴な質問でもできたということは、とても幸せな経験で、今思えば、先生からご指導頂けたことが、政治を志す一つのきっかけにもなったと思います。樋口先生は、決して偉ぶらず、常に謙虚で物腰が柔らかい、人格的にも素晴らしい人でしたが、今も全然変わっていませんでした。 区議になったことを共にとても喜んでいただき、今回、10数年ぶりお会いできました。私がずっと聞きたかったことの一つ。それは、先生はこれまで、憲法を研究する立場として、政治的な発言はなるべく控えるというスタンスを取り続けてきたのに、なぜ安保関連法制への反対のために、これほど積極的に各種メディアや集会で発言をなさったのか?ということでした。 先生の答え、とても印象的でした。「これは私の『義務』だと思ったからです。憲法学者としてだけではなく、すでにこの世を去った私の先輩や仲間たち、そして戦争で亡くなった知り合いの方のためにも、今の動きを止めなければならない、残された時間は限られていても、それはやらなければならないと思いました。」とのこと。静かな語り口の中で、先生の強さを目の当たりにして、鳥肌が立つと同時に、初心に帰れた気がしました。 その後、練馬区で起こっている様々な問題についても1時間半にわたってご相談させていただいたのですが、地方自治体レベルの民主主義におけるアメリカやフランスの例などを挙げながらアドバイスをいただき、勇気づけられました。

区民講座 性的”マイノリティ”と性の”ふつう”

先日、男女共同参画センター「えーる」で行われた性的マイノリティに関する講座に参加しました。こちらの講座、区民の方が企画を持ち寄り、自ら講義を行うもの。今回は一橋大学の博士課程の研究者二人が講師となって、参加者とともに性的マイノリティの方が地域で抱える課題や行政が果たすべき役割などについて考えるというものでした。 平日の夜に行われたにも関わらず20名もの参加者が。皆さんの関心の高さを伺わせるものでした。 印象的だったのが、グループワークで話し合われた行政が果たすべき役割について。 2017年度から家庭科の教科書にも性的マイノリティに関わる記述がなされるなど、一定の前進は見られます。ただ、大切なのは、制度はあっても使われない、という事態を避けること。そのためには、当事者の方へのエンパワーメントとともに、地域社会が変わる必要があるという指摘は印象的でした。行政は枠組みを作り、そして旗振り役を務めることが大切であるという意見や、一般質問でも指摘しましたが、今の行政の姿勢はカムアウトをすることを前提とした支援であり、カムアウトしないでも不利益を被ることのない「ユニバーサルな対応」が必要という当事者の声、同時にカムアウトしやすい社会を作るべきという意見もありました。 区民の方が講師をして、当事者を含めた区民の皆さんがともに考える、素晴らしい機会だったと思います。こうした取組が区内でもっと増えていくよう、そして上記の意見を区政に反映させるべく、頑張りたいと思います。

一般質問のご報告② 外国籍住民の人権保障について

先日行った一般質問、二つ目のテーマとして、外国籍住民の権利保障と多文化共生についてとりあげました。こちらのテーマについても、性的マイノリティと同様、議会で取り上げられる機会は少なく、特に地域に住む外国籍住民の権利保障について議論するのは、昨年の私の質問がほぼ初めてでした。今回は先日制定された通称ヘイトスピーチ対策法を受けての区の政策、そして、練馬区の多文化共生事業への取組について質問しました。 全体的には、私の提案について、特にヘイトスピーチに対する区の対応について前向きな回答を引き出せたと感じています。 他方、多文化共生については不満の残るものでした。私は、多文化共生を進めるためには、長期的な視点を持ち、外国人外国籍の方のニーズを的確に把握するとともに、外国人外国籍の方が一部分野だけでなく、区政や地域の町づくり全般に積極的に参画することが必要だと考えています。しかし区は、多文化共生を「2020年のオリンピック・パラリンピックの開催にあたって大切な課題」という一面的な見方でとらえており、回答も満足できるものではありませんでした。以下は私が一部まとめたものです。(正式な議事録ではありませんので、間違いがある可能性もあることをご了承ください。) <質問1> 国会では先日、通称「ヘイトスピーチ対策法」が成立しました。この方は、差別的言動は許されないことを宣言する」もので、いわゆるヘイトスピーチを規制する初めての法律として大きな意義を有するものです。そこで、ヘイトスピーチ対策法の成立を受け、練馬区としても相談体制拡充、教育、啓発のためにさらに積極的な対応をすべきです。区の考えをお聞かせください。 <回答> 今回の法律の成立を機に、差別的言動の解消に向けた効果的な区民への啓発や相談支援の有り方、職員研修など、人権尊重に係る事業の充実に努めてまいります。 <質問2> この法は、保護の対象者を「本邦に適法に居住するもの」と規定しており、その結果、日本にルーツを持つアイヌ民族などの少数者や、難民申請者を含む在留資格を持たない外国人が保護の対象とされていないかのような印象を与えるおそれもあります。 しかし、練馬区が今後ヘイトスピーチに関わる施策を進めるにあたっては、付帯決議にも記載されているように、保護対象者を法律に規定されているような「本邦に適法に居住するもの」に限定すべきではないと考えます。区の見解をお聞かせください。 <回答> 国籍・民族等を理由として地域社会から排除することを扇動するヘイトスピーチは、不当な差別的言動であり許されるものではないと認識しています。そのため、同法の立法主旨と附帯決議を踏まえ、対象となる方の範囲についても十分配慮して事業を実施してまいります。 <質問3> ヘイトスピーチによる人権侵害をなくすためには、現に起こっているヘイトスピーチを禁止する、あるいは拡散させないための対策に乗り出すべきです。区の見解をお聞かせください。 <回答>  法律では、ヘイトスピーチなどの差別的な言動や行動について罰則規定が設けられていないため、区としての直接的な禁止対策は現時点では考えておりません。  法に定められた相談体制の整備、教育の充実、啓発活動の推進等の対策について、検討を進め不当な差別的言動の解消に努めてまいります。 <質問4> 練馬区では、かつて存在した国際交流課や文化国際課が担っていた多文化共生への取組は、地域振興課へ移管されました。しかし、地域振興課の中に多文化共生事業を専門に行う「係」はおろか、専任で担当する職員すらいません。区における多文化共生事業は縮小の一途をたどっていると言わざるを得ません。練馬区でも多文化共生施策を専管する「係」以上の組織を置き、併せて全庁的に取り組みを推進する体制を取るべきと考えます。区の見解をお聞かせください。 <回答> 事業が縮小の一途を辿っているとの指摘は当たりません。多文化共生事業については、係の事務分掌として明確に位置付け、取り組んでいます。 <質問5> 区民や区内の団体、外国人を構成員とする連絡会を設置することが掲げられていました。しかし、3年以上にわたって連絡会が設けられていません。早急な設置を行うべきであるとともに、設置に向けた具体的なスケジュールをお答えください。 <回答> 多文化共生は、オリンピック・パラリンピックの開催にあたって大切な課題です。連絡会の設立を含め、すでに検討を進めています。

中村哲医師の話を聞いて

昨日、「市民の声ねりま」主催で「中村哲医師講演会 アフガニスタンからのメッセージ、命を支え平和を紡ぐ」を開催しました。 中村先生は医師として、当初は医療支援を目的にアフガニスタンに赴任しましたが、そこに住む人々が抱える問題には医療だけでは不十分であると考え、30年以上にわたり、灌漑事業などに力を注いできました。 練馬文化センターの大ホール、1500名もの方にお越し頂けるか、心配していたのですが、皆さまのご尽力のおかげで、前売り券だけでほぼ完売するなど、たくさんの方にお越し頂くことができました。 私自身も区議になる前、国際協力に携わるものとして、隣国のパキスタンなどのアジア、アフリカ、中南米諸国で10年以上にわたり地域開発を行ってきました。その中で実感したのが、本当に大切なこと、というのは、海外の私たちが援助を施す、ということではなく、現地に暮らす人々自身が主体となって前に進むことの手助けをする、ということでした。 その中で、中村先生の活動というのは、現地の人々とともに生き、仕事を行い、ともに前に進むということを、地道に、ぶれずに実現されてきたもので、心から尊敬するとともに、お話を伺う事を楽しみにしていました。 今回の先生のお話、特に印象に残ったのは、「集団的自衛権」に関するものでした。「武器を持つこと、見せびらかせることで解決できることは少ない。むしろ、武器をもつことが問題を産むことの方が多い」ということ、そして、先生自身の活動での思いとして「私は誰の心にも良心があると信じている。そして、その一人ひとりの良心に働きかけて活動をしている。」という言葉でした。静かで、朴訥にも感じられる話し方の中に感じられる先生の強さに圧倒されるとともに、私自身も勇気をいただける、そんな素晴らしい経験でした。(写真は前回の講演会の際のものです。)

Go to Top