練馬区でも39名、学校に通えていない「不就学」のおそれがある外国人の子どもの支援を!

令和6年度予算特別委員会では小中学校に通う年齢なのに、どこにも就学していない可能性がある外国籍の子どもが練馬区でも39名(12月時点)いることを指摘し、対応を求めました。 […]

稲荷山公園の整備計画、なぜ議事録を区民にも伝えずに変更したのか?

400世帯もの住居を立ち退かせる予定の稲荷山公園の整備計画、総予算は数百億円に上ることが予想されます。予算審議では整備方針を検討する専門家委員会での議事概要(議事録)が勝手に変更されていたことを追求するとともに、住居の除却に伴う地球温暖化への影響、カタクリの保全のことなどを訴えました。 […]

練馬区立美術館・貫井図書館の建替え…当初の81億から約100億円へ。なぜこれほどの無駄遣いをするのか。

予算委員会の地域文化費ではわずか38年しか経過していない練馬区立美術館の建替えについて、総額が当初の81億円から100億円近くまで上昇していること、バリアフリーを目的としながらもエスカレーターは上りしかついていない事、区民向けのスペースが当初の提案より大きく減じていることなどを指摘し中止を求めました。 […]

2022年度の予算に反対しました…美術館よりもコロナ対策を、そして何よりも人を大切にした区政を。】

3月11日、2022年度(令和4年度)予算について、委員会で意見表明の後、採決を行いました。会派を代表してかとうぎ桜子さんが意見を表明。 採決では私たち(インクルーシブな練馬をめざす会)、共産党、オンブズマン(土屋さん)が反対、自民党、公明党、練馬区議会未来会議・都民ファーストの会・国民民主党、立憲民主党等が賛成し可決されました。 […]

子どもの最善の利益を求めて…谷原保育園、閉園計画の撤回を!

3月2日の予算委員会、子ども家庭費では谷原保育園の閉園計画への反対を訴えました。保育所は「児童福祉施設」であり、単に子どもを預ける場所ではありません。谷原保育園の閉園を決める区の過程の中には、子どもへの視線、そして保護者や地域の住民への敬意は残念ながら感じられないものでした。計画の撤回を今後も訴えていきます。 以下が概要です。 […]

10万円給付、9月以降に離婚や別居すると子育てしている方に払われない場合も…。それでいいのでしょうか?

子育て世帯への10万円の給付は、児童手当の9月分受給者の口座に自動的に振り込むことになっています。その中で、9月以降に離婚や別居をした場合、元々の世帯主に対して振り込まれてしまうので、実際に育てている母親には振り込まれないケースも。実際に養育をしている方に支払うよう、練馬区へ会派として対応を求めたところ、既に振り込んでしまったので、一人の子どもに二重に払う恐れがある。住民の理解を得られないのでそのつもりはないとのこと。 […]

練馬区議会 定例会が終了、最後の訴え「コロナ禍の今こそ「自助」より「公助」を!」】

2021年練馬区議会第1回定例会が終了。最終日の今日、2021年度の予算案への反対の討論を行いました。「コロナで派遣の仕事も切られました。もう生きていたくありません」といった切実な訴えを頂くなかで何よりも訴えたかったのは、今こそ必要なのは「自助」よりも「公助」ということ。少し長いですが、ご覧ください。 【はじめに】 コロナが収束を見せない中、これまでも厳しい生活を余儀なくされてきた方々の暮らしはさらに悪化し、教育、子育て、高齢者への支援の問題なども深刻化しています。問題の背景には国や自治体が責任を「自助」のもとに個人に押し付けようとする姿があります。 【教育について】 教育においてはコロナで学校に行けなくなる児童・生徒も急増。昨年度より200名以上も増加しています。区は全ての子どもに学びの機会を保障する、といいながらも、当事者からは在宅での学習支援が十分に行われていない、とくにオンラインでの授業などをどれほど望んでも実現されないとの訴えが届いています。教員も消毒作業、休校期間を取り戻すための無理な授業などにより疲弊、1月末現在で20名以上が休職または退職しています。教員の十分な補充は行われず、小学校では校長まで担任を持たざるを得ない状況に追い込まれています。こうした状況は子ども達にも大きなしわ寄せとなって表れています。 【子育てについて】 子育てにおいても、多くの保育園でコロナへの感染が確認されていますが、10%を超える園で看護師が配置されない状況です。区は配置しない理由を費用対効果の問題があるといいますが、子どもの命や安全はコストでは測れません。一時預かりもいまだに一か月先まで予約が埋まっています。頼れる環境が周囲にない中、鬱になってしまう、そんな悲痛な訴えも多く届いています。 【高齢者への支援について】 高齢者への支援についても、特別養護老人ホームの待機者は1000名以上にのぼり、3年以上待機されている方も12%に達します。訪問ヘルパーの方々に話を聞いても、特にひとり暮らしの方は外出の機会も少なく厳しい状況とのこと、区内で孤独死した方の数も昨年度は344名に達しています。そんな中で予算削減のために、高齢者への紙おむつ支援事業や配食事業も大きく縮小し、負担ばかりが増えています。人生の最後を迎える葬儀場使用の支援までも縮小が決まろうとしています。 【生活保護について】 最後のセーフティネットと呼ばれる生活保護においても、申請数は昨年に比べて横ばいとのことですが、その一方で捕捉率は先進国の中では最低レベルのわずか2割程度の状況が続いています。その背景には、行政による厳しい扶養照会が行われている中で、家族や親族へ知られることを恐れて申請できない、という状況もあります。 コロナ対策について、PCR検査の拡大の重要性については国も認めながらも、練馬区ではいまだに社会的検査の拡充については否定し、自宅での療養者が適切な医療を受けられない状況が続いています。 【岩瀬の訴え】 区は区民への犠牲を強いることについて「#聖域のない事業見直し」を唱えながらも、今後も70億円以上の支出が予想される石神井公園駅南口の再開発や、外環の2の工事、大二中を分断する道路等については住民の強い反対の声を受けながらも事業の継続性などを理由に一切見直しを行わないとしています。 いまこそ必要なのは「自助」ではなく「公助」です。練馬区はすべての人を助けるわけにはいかない、と述べていますが、その中で本当に必要な方への支援が切り捨てられていることを危惧します。国や都にただ従うのではなく、地方自治体として、人々の暮らしを支えるために自立的に行動することを求め、反対討論とします。

予算委員会の訴え「なぜ、娘の通う保育園には看護師がいないのでしょうか?」…1割以上の保育園で看護師がいない状況、全ての園に配置を!

予算特別委員会では子育てに関連して、保護者の方から頂いた冒頭の訴えをもとに質疑を行いました。現在、区内の1割強の保育園では子どもの病気やケガ、感染症予防への対応を担う看護師さんがいません。なぜ、すべての保育園に看護師がいないのか、改善を求めました。 【はじめに:看護師がいない保育園、どれくらいあるの?】 コロナが拡大する中、各園における感染対策の中心を担ってきたのが保育園で勤務する看護師の方々です。しかし、練馬区では全ての認可園で看護師が配置されているわけではありません。練馬区における看護師の配置の状況をお答えください。 【区の回答:ゼロ歳児がいる区立保育園では必ず配置。】 区立保育園ではゼロ歳児保育を実施している園で必ず配置、私立園では義務はない。現時点で区立園では60園中の52園、私立園では121園中の108園で配置。 【岩瀬の質問:なぜゼロ歳児のみ?】 12%の園では看護師はいない計算です。そもそも、なぜ区立園においてはゼロ歳児のみが看護師配置の条件としているのでしょうか? 【区の回答:ゼロ歳児の保健衛生のため…】 法律では看護師の配置自体が不要。その中で、練馬区ではゼロ歳児保育における保健衛生の質を高めるために配置を実施。私立園にも金銭的な支援を行っている。 【岩瀬の主張:全ての園児のために全園で看護師設置を!】 コロナをはじめ、感染症の発生や拡大が今後も予想されている中、ゼロ歳児のみがリスクを負うことはあり得ません。全ての園で看護師の配置を条件にすべきです! 【区の回答:費用対効果が不明】 一律の配置について、現状は考えていない。必ず配置することの費用対効果も不明である。今後も慎重な検討が必要。 【岩瀬の主張】 法律はあくまで最低基準を示したものでしかありません。今後のコロナ後の社会を見据えた中でも、ぜひ区としても対応を図ることを改めて求めます! 【感想】 区の回答は費用対効果が不明、ということで看護師の配置に否定的でした。しかし、そもそも「費用対効果」とは何を指すのでしょうか?コロナをはじめとした感染症は今後も発生が予想される中で、園児や保育士、保護者の命や健康を守るためのわずかな費用ですら、コストと考える現在の姿勢にこそ問題があると思います。今後も改善を求めます!

「なぜ毎回性別を言わなければいけないのですか?」練馬区の性別記載見直しへ!一歩前進

予算委員会では、ジェンダーの問題に関連して、昨年度に続いて、練馬区への申請書における性別記載について改善を求めました。区はすべての書類を確認し、必要のないものは削除するとのこと、一歩前進です! […]

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