練馬区 女性防災リーダー育成講座、テーマは女子力を発揮してもらうこと?

練馬区は2024度予算で能登半島地震を受けて「攻めの防災」を強化すると表明。女性防災リーダーの育成に取り組んでいますが、そのテーマについて災害時に「女子力を活かす」と説明。区としてあまりに時代錯誤でジェンダー差別をも助長する発言です。 […]

部落差別について…私たちは日々、霧雨を浴びるように差別を受けている

部落差別についてのイベント、講師に上川多美さんをお招きして、今回が3年振り2回目。今回は特にマイクロアグレッション と呼ばれる無意識に発せられる差別的な態度や発言についてお話を伺いました。 […]

「毎日必死に働いていますが、とても昇進したいとは思えません。」職場でのジェンダー差別解消を!②

予算委員会ではジェンダー差別について訴え、その中で職場での対応についても改善を求めました。 【はじめに】 練馬区で働く職員は男女ほぼ同数ですが、役職が上がるにつれ女性の比率は減少し、管理職はわずか20%。さらに、区の意識調査でも20代の女性職員のうち、いつか管理職に昇進したいと考えるのはわずか3%。その最大の理由が「責任への不安」とのことです。若い方に話を伺いましたが、「大学を卒業した時には、より大きな責任を持ちたいと思っていましたが、実際働いてみて、重い責任を果たすのはとても無理だと思うようになりました。」とのこと。 […]

「子育て中の私が参加したくてもできるわけありません」区の審議会、女性はわずか3割。対応の改善を!… ジェンダー差別 解消へ一歩前進

今回の予算委員会、ジェンダー差別の問題について繰り返し訴えました。最初の質疑では子育てなど、区の政策を検討する審議会で女性があまりに少ないことについて対応を求めました。 【はじめに】 コロナ禍においてもっとも影響を受けているのが普段から社会的に厳しい立場に置かれてきた方、特に女性の方々です。練馬区の昨年の自殺の状況を見ても、例年は男性が女性の1.5倍に達していますが昨年5月以降は女性と男性の比率がほぼ同数、40歳未満の方が全体の60%近くに達しています。 働く女性の圧倒的な多くは非正規労働、練馬区においても令和2年度4月現在、非正規の職員(会計年度任用職員)は約2,700名、そのうち95%が女性です。さらに職場での仕事に加えて家事育児・介護といったケア労働も担い、ダブルワーク、トリプルワークになっています。最新の区民意識調査においても『男性のほうが優遇』されている、と答えた方は74.6%にも達します。前オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会会長の森喜朗氏の女性蔑視の発言が世界中から厳しい批判を受けたなか、自治体としてもジェンダー差別解消にむけた取組をさらに進めることが不可欠です。 […]

★ジェンダーについて。「女らしく、男らしく」の育て方に練馬区でも5割が賛成

「京都府向日市が実施した調査で、回答者の6割が「女の子は女の子らしく、男の子は男の子らしく育てる」ことに賛成していることが分かった。…性差による役割分担の考え方が根強いことが明らかに」 記事はこちらからご覧ください。 https://www.kyoto-np.co.jp/articles/-/319341 練馬区 でも昨年の調査で50%が「女らしく、男らしく」へ賛成、反対は47%でした。男女別にみると、男性の64.4%が「女の子は女の子らしく、男の子は男の子らしく育てるのがよい」に賛成しているのに対して女性では41.4%と大きな差が。世田谷区では結果が逆。「女らしく、男らしく」へは反対が6割でした。 議会でも何度も訴えてきましたが、大切なのは「自分らしく」生きること。それがいかに学校でも社会でも難しいのか、今回の調査結果にも表れています。 他方で、練馬区 の4年前(2015年)の調査と比べると、「未婚の女性が子どもを産み育てるのも一つの生き方だ」に賛成は78.7%で前回(68.7%)に比べて10%上昇。「「結婚しても子どもは持たない」というのも一つの生き方だ」に賛成は86.5%、前回(77.7%)に比べ9%上昇しています。引き続き訴えていきます。

選択的夫婦別姓へ 次は練馬区 の番です! 世界で唯一、夫婦別姓が法律で認められない国 日本

1.練馬区議会に市民の方から「選択的夫婦別姓」を求める陳情が出されました 今行われている #練馬区議会 の定例会で、市民の方々から「選択的夫婦別姓」を求める陳情が議会に出されました。市民の方からの議会への訴え、重く受け止めるべきです。 2.夫婦別姓が法律で認められていないのは日本だけ... 結婚した後でも夫婦別姓を選択できる「選択的夫婦別姓」を法律で認めるよう国に対して求める意見書などが、今年に入って全国の自治体で相次いで採択されています。何十年間も議論されてきたことがようやく前に進もうとしています。 世界でも法律によって夫婦別姓が認められていないのは日本のみともいわれる中で、結婚後にどちらかの姓を選択しなければいけない、という視点だけでなく、結婚した後に男性の姓を選択する夫婦が9割以上という状況からも、ジェンダー平等の視点からも早急に改善が必要です。私の妻も職場では旧姓で働いていますが、正式な書類などでは認められていません。 3.23区でも6区が選択的夫婦別姓を求める意見書などを採択 夫婦別姓は国の法律なのに、なぜ区議会で議論するの?というご意見もいただきますが、それぞれの自治体でしっかりと声をあげて国にたいして働きかけを行うこともとても重要です。 23区では今年に入って世田谷区、板橋区、豊島区、文京区で、過去には中野区、新宿区でも採択されています。特別区以外でも、西東京市などでも意見書などが採択されています。都内だけで今年に入って18の自治体で採択されているとのこと。 次は練馬区の番です! 12月13日の定例会閉会までに練馬区でも意見書が採択されるよう、私たちも議会でも取り組んでいきたいと思います。

今日は国際女性デー。日本の男女平等ランキングはG7で最下位、練馬区もまだまだです。。

今日、3月8日は国際女性デー(International Women's Day)です。 日本の男女平等ランキング(ジェンダー・ギャップ指数)、最新の数字では144か国中、昨年より10位も順位を落とし、過去最低の111位でした(世界経済フォーラム、2016年10月発表)。G7ではもちろん最下位、日本より下位の国は、韓国(116位)を除けばすべて中東・アフリカ諸国という状況です。 アルゼンチンのJICA事務所でインターンをしていた頃、ジェンダーに関するセミナーを開催したのですが、アルゼンチンの方が日本よりよっぽど男女平等が進んでいて(ランキングは33位(2016年))、セミナーをする側が参加者に指導される、というような笑えない話もありました。 日本に戻ってから、日本の制度、感覚について疑問を感じることも多くあります。 例えば、昨年の紅白で、司会者が女子柔道の金メダリストについて「どうしたら結婚できるかな?」と問いかけ、それに対して、あるモデルが「すっごい自分磨きしているし、女の子らしいからすぐできると思う。努力しなくていいと思う。」と答える場面がありました。(https://news.yahoo.co.jp/byline/komazakihiroki/20170102-00066167/) 「女の子らしい」から「結婚できる」という、日本の公共放送ですら、こうした女性らしさを押し付けるような表現を許してしまう、その根はとても深いものです。 また、練馬区でも、2015年から「健恋7係プロジェクト」なるものを始めたのですが、そこでは、「キレイは素敵、健康はムテキ 自分を気遣える女子は「できる女子」」というキャッチフレーズで「キレイ女子」といった特集を組んでいます。(http://www.city.nerima.tokyo.jp/kurashi/hoken/kenkodukuri/kenkoi7.files/FP1.pdf) 「市民の声ねりま」の池尻議員も議会で追及したのですが、行政がこうしたステレタイプなイメージを助長する表現を行うこと自体がジェンダー意識の高い欧米ではありえないことです。(http://ikejiri.exblog.jp/24780450/) 以前のブログでも取り上げましたが、世界で夫婦別姓が認められていない国は日本を除けば、ジャマイカとインドのヒンドゥー教徒くらいとも言われています。 (http://iwasetenerima.blogspot.jp/2015/12/blog-post_17.html) 国連事務総長のグティエレス氏は国際女性デーに寄せて以下のように述べています。 「国際女性デーの今日、凝り固まった偏見に打ち勝ち、約束と行動主義を支援し、男女平等と女性のエンパワーメントを促進させるため、できることすべてをすると、共に誓おう。」 こうした状況を改善するために、議会でも区のあり方を問い続けていきたいと思います。 (写真は <a href="http://www.freepik.com/free-photos-vectors/flower">Flower vector created by  - Freepik.com</a> )

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