3年前の今日、私はまだエクアドルでした。

3年前の今日、皆さんは何をしていたか覚えていますか? フェイスブックで「過去のこの日」という機能があって、自動的に数年前の投稿が出てきます。何気なく見てみたら、ずいぶん昔のことのような、懐かしい気持ちになりました。 3年前の今日、私は南米のエクアドル、その中でも最も貧しいアンデスの山岳地域、標高3000メートルに位置する先住民の集落にいました。当時の仕事はJICA(国際協力機構)の専門家、地域の中でも、歴史的にも虐げられてきた、特に先住民の女性の収入改善を図ることでした。 当時の私がどうしても実現したかったこと、それは活動を通じて、地域の中でも、声を挙げられない方々、もっとも弱い立場にある方々の力になることでした。そしてその集大成が、エクアドルでの2年にわたる活動だったと思います。上からの視点で援助を「施す」というのではなく、現地の方と同じ目線で、一緒に悩みながら解決を図る。最初は余所者として、なかなか心を開いてもらえなかったですが、文字通り、同じ釜のごはんを食べて、たくさんの話を伺い、時間を掛けながら次第に距離が縮まり、最後はパートナーとして協力する。その中で、日本の一村一品運動を参考にしながら、地域の特産品であるチョチョ豆(ルピナス科の豆)を使ったパン作りを行ったり、地鶏の加工販売を始めたり、有機肥料を販売したりと泥まみれになりながら必死で活動していました。 当時の私、息子も誕生しておらず、もちろん議員にもなっていませんでした。当時とは場所も環境も全く違う、そんな生活を行っていますが、その根底にあるもの、「地域に根差した活動をすること」、「マイノリティも生きやすい社会こそが誰にとっても生きやすい社会となる」という思いは変わっていない、と改めて思いました。忙しさの中で、振り返ることがあまりできていませんが、自分の原点を忘れずに、感謝の気持ちをもって頑張らなくては、と改めて思う月曜の夜でした。(写真は現地での活動の様子です。)