5年前、パキスタンで開発コンサルタントの仕事をしていたが、ホテルを出る時は
必ず防弾チョッキを着た警察官が付き添っていた。その張りつめた緊張感を忘れることは出来ない。
パキスタンの少女マララさんのノーベル平和賞授賞式があった。
以前 国連でのスピーチ「1人の子供、1人の教師、1本のペン、1冊の本が世界を変える。教育こそがただ1つの解決策だ」は感動的であったが、今回の受賞スピーチでも「戦車を造るのは易しいのに、なぜ学校を建てるのは難しいのか?子供が学校に行けない状況はもう終わりにしましょう」と教育を受ける権利を世界に訴えた。
将来は政治の道を進み、パキスタン首相を目指す意向を表明したそうである。パキスタンの将来に希望が灯ったようで嬉しくなった。
ユニセフは「1500万人の子供が武力衝突に巻き込まれ、14年は世界中の子供たちにとって恐怖と失望の年である」と発表した。
マザーテレサは「愛情の反対は憎しみではなく無関心である」と言ったが、大切なことは世界で起こっていることを正しく知り、そして少しでも声を挙げること。そんなことを地域から続けていきたい。