先週の早稲田大学に続いて、昨日は東洋英和女学院大学で講義する機会をいただく。お招きいただいたのは国際教養学部で、教授の滝澤先生はUNHCRでインターンをしていた際の駐日代表でもあり、非常に光栄。
同大学での講義は1月に続いて2回目。2回目だから大丈夫と思って少し安心していたが、教室に入ってびっくり。今回は大人気のクラスということで生徒の数が200名近い!これほど多くの学生を前にお話しするのは初めて。しかも階段教室のため、皆さんの顔もすごく近い。
早稲田では「ラテンアメリカ研究」ということで南米での経験を中心にお話ししたが、今回の授業は「南北問題」。そのため、先進国と途上国との格差やそれによって発生した難民の問題など、国際協力の現状や援助の仕事の実態をふまえてお話しする。同時に、現在の日本にも貧富の格差、異なるものへの排斥、男女の格差などたくさんの課題が存在すること、だからこそ、地域から政治を変えたいという思いから区議として活動していることなどもお話しさせていただいた。
学生の多くも国際協力の仕事を志していて、非常に真剣に聞いてくれる。
そして、講義後も海外での活動の中で一番苦労したことは何か、など、非常に具体的な質問をいただく。
授業の後、全員から感想のレポートが届く。
感想文から伝わる、世界の平和や貧困削減のために、何かしたい、という想い。また多かったのが、進路を考える上で、またこれから社会人としてやっていくうえで講義が役にたったという声。皆さんの熱い想いがすごく嬉しい。
学生と向き合ってお話させていただくことを通じて、なぜ国際協力を志したのか、そして、なぜ現在区議として活動しているのか、改めて考えるいい機会になった。