<決算特別委員会について 外国人向けの練馬区のウェブサイトが酷すぎる…「Home is refuge to cry with safety!」わかりますか?>

練馬区在住の外国籍の方は急増しており、2013年には12,700人だったのが、わずか5年後の現在(2018年9月)は19,000人近くに達しています。区としての多文化共生への取り組みはかつてなく重要になっています。

決算では、9月にリニューアルされたばかりの新しい練馬区のウェブサイトについて、外国語版の質があまりに低いことを取り上げました。詳細は区から公開される議事録をご覧ください。

<はじめに>
練馬区の公式ウェブサイトについて伺います。区内の外国籍住民が急増する中で、英語、中国語、韓国語の3か国語で対応をしています。

私たちは2015年の決算において、外国語のウェブサイトの訳が酷すぎると指摘しました。その際の区の答弁は、それまでの機械での自動翻訳に課題があったことを認めるとともに当時、外国版の「便利帳」の発行を準備しており、その翻訳データをホームページで活用するということ、また、訳質向上の各種の取り組みを継続して行うことで、使いやすさ、利用しやすさに配慮したホームページの運営、情報発信に努めたいとのことでした。

<岩瀬の主張>
しかし、リニューアルされたウェブサイトを確認しましたが、これまでと同じ自動翻訳をベースとした多言語化にとどまっており、酷い内容のままです。そこで伺います。なぜホームページのリニューアルに合わせて、多言語対応の見直しを行わなかったのでしょうか。

<区の回答>
訳の質の向上が図られていないというご意見ですが、いかにわかりやすく正しい情報を伝えていくかが柱であり、その中には外国人も当然対象となっています。自動翻訳ですが、まだまだ十分でないことを承知しています。しかし、ウェブサイトは10,000ページ以上の構成になっていますので、まずは現時点での最良の自動翻訳システムを導入しました。現在は正しい翻訳がなされているのか検証作業を行っています。できる限りの対応を図っており、現在進行形で状況の改善を図っています。

<岩瀬の主張>
現在も改善を図っているとのことですが、あまりに多くの問題があります。特に緊急時の情報や病院に関する情報は重要性が高いですが、意味をなさないもの、全く異なる意味になるものも数多く存在します。例えば、震災時の避難について、日本語では「自宅が無事でないときに避難を!」とありますが、英語では「 home is refuge to cry with safety!」となり、無理矢理訳すと「家で泣きながら亡命しましょう!」といった状況です。また、避難拠点の場所などPDFに記されている詳細情報は、翻訳すらされていません。

私たちが主張してきたのは、すべてのサイトを人が翻訳するということではなくて、特に必要な情報だけを抽出して対応すべきという事です。練馬区では、既に防災や病院、ゴミ捨てなど、外国籍の方の生活に直接関わる情報をまとめた「暮らしのガイド」を多言語で翻訳しており、内容も優れています。ですので、こうした情報をウェブサイトの中でそのまま活用すべきと考えます。ご意見を聞かせてください。

<区の回答>
暮らしのガイドはプロの方に外注して時間をかけて適切に訳したものです。しかし緊急時の対応について、3か国語の依頼というのはとてもできません。ですので、自動翻訳を中心にいかに適切な表現とするかを今後も検討します。また、暮らしのガイドで使われている単語については、単語登録も含めてこれから改善していきます。

<岩瀬の主張>
ぜひ早急にウェブサイトの改善をお願いします。

(ここまで)
<岩瀬の感想>
時間切れになってしまいましたが、最後まで区と議論が噛み合いませんでした。私たちは、必要な情報について、「暮らしのガイド」を外注して多言語化しているのだから、それをウェブサイトの中でそのまま活用すべきと主張したのですが、区の回答は、緊急時には3か国語には依頼できないという全く的外れなものでした。少なくとも練馬区として問題を認識している以上、早急な改善を図るべきであり、これからも訴え続けていきたいと思います。

By |2018-09-21T20:26:17+00:002018年9月21日|0 Comments