緊急事態宣言の前、高柳俊哉さいたま市議が世話人を務める多文化共生自治体政策研究会のスタディツアーで横浜のJICA海外移住資料館とかながわ外国人住まいサポートセンターを視察。資料館では日本から海外へ移住した方々の歴史を学びました。

私自身、アルゼンチンで活動していたころ、日系の方々とも仲良くなりました。その際にお話を伺った方は1世で若いころ、東北地方から木刀一本だけを持ちアルゼンチンに渡ったとのこと。しかし、日本での約束とは違い、荒れ地を渡されただけだったとのこと。穏やかに思い出をお話くださいましたが、言葉も文化もわからないまま異国の地で暮らすこと、筆舌に尽くしがたいものだったと思います。

その後、かながわ外国人住まいサポートセンターへ。こちらは20年にわたって活動しているNGOで県と連携しながら、外国人の住まいをはじめ多くの相談に乗っているとのこと。昨年は住居確保給付金をはじめ2千件以上もの相談があったとのことです。私も外国籍の方からご相談を頂きますが、その中で多いのが住居を借りられないというもの。不動産会社にあたっても、オーナーが外国籍の方が嫌だという理由で断られてしまうとのことです。

区にも2万人近くの外国籍の方が生活し、外国人の相談窓口はありますが、寄り添い方の支援にはなっておらずあまりに不十分です。区としても他自治体の事例を参考にするよう訴えていきます。