早稲田大学の野中章弘教授に呼んでいただき、ゲスト講師としてジャーナリストを志す学生にお話をする機会を頂きました。私からは地域で寄せられた具体的な声を紹介。「いつまで我慢しなくてはいけないのでしょうか?」と訴えたシングルマザーの声、「子どもは好きだけど仕事が多すぎてもう限界です」という教員の声、「私たちは捨て石ですか?」という非正規公務員の声など、様々な支援から零れ落ちてしまう方々の訴えをお伝えしました。


後半のグループワークでは「若者の政治離れ」をテーマに議論。若者の思いと政治があまりに乖離している中で、自分とは関係ないと思ってしまうという意見や、政治について話をすること自体がタブーとされている、そもそも政治家を全く信頼できない、といった厳しい意見も。

日本財団が2019年に行った調査では、将来の夢を持っている(60%)、自分で国や社会を変えられると思う(18%)、と答えた若者は他国と比べて圧倒的に低い数値でした。

https://www.nippon-foundation.or.jp/app/uploads/2019/11/wha_pro_eig_97.pdf

若者が政治を信頼できず、自分の将来に夢や希望を持てない、というのはあまりに残酷なことであり、それはそんな社会を作った私たち大人の責任でしかありません。若者を責める前に、若者が希望を持てるような、政治を信頼できるような社会を作るということ、少しでも貢献できるよう地域で全力を尽くします。