「NPO法人福島こども保養プロジェクト@練馬」の講演会に参加。講師はジャーナリストの吉田千亜さんと母子避難をされた鹿目久美さん。震災から11年、いまだに多くの方が避難生活を余儀なくされています。鹿目さんは当時4歳の娘さんを連れて、福島から母子で関東へ避難をされ現在に至るとのこと

しかし、周りの方からは子どもを連れて自分だけが逃げた、裏切ったと言われたとのこと。また、避難先では、悪気なく「避難できてよかったね」といわれることによって、避難生活の苦しさを吐き出すこともできなかった、といったことなど、声を詰まらせながらお話する姿がとても印象的でした。
国や自治体に対しては、何よりも声をあげられず苦しんでいる方の声を直接聞いて、生きた支援をしてほしい。生きたお金の使い方をしてほしいとの訴えが胸に響きました。

練馬区でも多くの避難者の方が生活するにもかかわらず、行政からの支援は少しずつ削られています。原発事故はまだ終わってない。また廃炉のこと、甲状腺がんで苦しんでいる方のことなど、ずっと訴え続けなければいけない、という吉田さんの訴え、本当にその通りだと思います。