4月9日㈯のイベント「ウクライナからの声を聴く」(https://fb.me/e/2VyBhWx0P)を前に読んでいます。2015年ノーベル文学賞を受賞したウクライナ生まれのベラルーシ人の作家スヴェトラーナ・アレクシエービィチの主著。
ソ連では第二次世界大戦で100万人をこえる女性が従軍したとのこと、そのうち500人からのインタビューで構成されています。
「兵士に志願するともらえる支度金で、トランクいっぱいにチョコレート菓子を詰め込んで戦場に行った。」という話や「戦線から戻った時は二十一歳ですっかり白髪だった」「私たち、戦争中に背が伸びたほど。母が計ってくれたけど十センチも伸びてたわ」など一人一人の物語。
「大きな思想にはちっぽけな人間が必要なので、大きな人間はいらない。思想にとっては大きな人間というのは余計で、不便なのだ。手がかかりすぎる。わたしは逆にそういう人間を捜している。大きな内容を秘めたちっぽけな人達を捜している。虐げられ、踏みつけにされ、侮辱された人たち。」「人間は戦争よりもずっと大きい」という言葉が印象的でした。4月9日のイベントでも、市民の声を聴くことを通じて、戦争の本当の知るとともに何ができるか一緒に考えたいと思います。ぜひご参加ください。