私も賛同人になっていた練馬での前川喜平 さんの講演会、直接お話を伺えるということで楽しみにしていました。国葬や統一協会のことなど、勉強になりました。

安倍元総理の国葬 については、憲法における思想良心に反し(19条)、法の下の平等に反する(14条)。さらに閣議決定は内閣の外にある国民を縛ることはできない、国民主権にも反すると指摘。
特に印象的だったのが安倍元総理の国葬の教育への影響について。

山口県などでは学校で半旗を掲げるよう通知を出したとのことですが、その何が問題かというと、子どもが半旗を掲げる理由を聞いたときに、学校には説明責任が発生します。その時、多くの教員は岸田総理と同じ説明(戦後最長だった、外交に貢献…など)しかできません。

こうした行為を通じ、子ども達は無批判に権威を承認し承服するすることになってしまう。教育は民主的で平和的な担い手を作ることが目的であり、上から与えられた権威に盲従することではない。国という権威に唯々諾々と従うようでは、教育に値しないし、こんなことをしてはいけない、という指摘は、その通りだと思います。

練馬区では、16名の議員の連名で学校や公共施設での追悼を求める行為はしないよう要望、実際に半旗の掲揚なども行われませんでした。統一協会の問題を含めて、民主主義とは何か、教育とは何か、考えさせられる貴重な機会でした。