3月2日の補正予算の審議、練馬区 第2子以降への給食無償化 について、全ての子どもを対象とするよう求めた所「子どもの食費は保護者が負担するのは当たり前」としたうえで「バラマキ」と拒否。
しかし、この考えこそ今の若い世帯を苦しめています。現在の社会には「子育て罰」という言葉に象徴されるように、子育てを「自己責任」とみなす空気がまん延。その背景には、男性が主たる稼ぎ手であり、女性が家事育児をするものという性別役割分業意識もあります。
他方で、ハリーポッターのスタジオツアーに関連しフラッグ(旗)制作等を委託、合計1900万円を支出。しかしデザインの所有権、著作権など全てワーナーに。多額の税金で宣伝フラッグを作り、成果物は企業へ。どちらが給食費無償化をバラマキと呼ぶ一方で、1900万円をハリーポッターの宣伝に。あまりに一般の感覚と離れていると思います。
私たちが目指すべき社会、それは保護者が負担して当たり前という「家族主義」ではなく、「社会全体で子どもの育ちを支える」ものであり、それは決してバラマキではありません。練馬区が若い世代、子育て世帯のことを考えるのであれば、社会全体で子育てする、という姿勢を前面に打ち出すべきです。