都が住民税非課税世帯と家計急変世帯に対して、おこめクーポンを配る事業を2月に開始。25キロ分のお米か、お米と飲み物(お茶、ジュース)、お米と野菜などの中から選ぶというもの。

しかし、住民税非課税世帯の多くは年金暮らしの高齢者。一人暮らしの女性からは「これほどたくさんのお米や野菜をもらっても困ってしまいます。現金でしたら電気代などにも使えるのですが…」との訴えを頂きました。ご自身では食べきれないので、子ども食堂に寄付したいとのこと。

なぜ区や都の支援は現金ではなく現物支給が多いのか、練馬区は現金だと他の用途に使ってしまうかもしれないからと説明しています。しかし、それはあまりに当事者の方に失礼だと思います。お米クーポンでは家賃も払えず、電気代も払えません。しかも今回はどんなお米なのかもわかりません。

せめてお米券なら、自分の欲しい分量が買えるのですがそれも無し。都は今回の事業について物価の高騰を理由にしていますが、でしたらなおさら現金を支給すべきだと思います。