9月8日、練馬区議会第3回定例会が開会。初日の議会運営委員会で定例会に提出された陳情の報告がありました。通常、要旨などを読みあげた上で委員会に付託されるのですが、今回は1件の陳情について、非公開の幹事長会の中で議会で審査除外(審査しない)にむけ検討していると報告。

練馬区では、陳情について「区内に在住・在勤・在学する者以外から提出されたもので、区政や住民生活に直接関係しないもの」については審査除外するという規定があります。ただしその決定については、幹事長会で協議をし、さらに検討を要するとした陳情については再協議を行う、その決定においては議会運営委員会の了承を得るとしています。

そこで、議会運営委員会で、なぜ継続して検討する必要があるのかを確認するために陳情の内容を質問した所、区は非公開の幹事長会で議論されているので、内容は説明できないと拒否。

しかし、委員会での了承を得る必要があるにもかかわらず、その内容を委員に全く知らせないというのは適切とはいえません。幹事長会に所属していない私たちは、内容もわからないままに了承しなければいけないことになります。

私たちは「納得できない」と発言しましたが、最終的には委員会として継続を了承することに。住民の方から出された陳情について、その内容すら知らされないまま継続への了承を求められるというのは議会運営のあり方として問題があると思います。