連日のパレスチナ・イスラエルに関わる報道では町が破壊される様子や子どもを含むたくさんの犠牲者が出ている様子が取り上げられ心が締め付けられます。
今回はガザを100回以上訪れて支援を行い、現在はセーブザチルドレンで活躍される金子由佳さんをお招きして現地の状況について伺いました。イベントには子どもを含めて60名もの方に参加頂けました。
金子さんのお話、パレスチナの成り立ちや歴史、現在の状況を人々の生活の中から解説下さり、多面的で非常に勉強に。印象的だったのは、パレスチナで起きているのは、宗教観の対立ではなく、圧倒的な力の差による植民地支配におけるアパルトヘイト、更に民族浄化・ジェノサイドとも言えうる状況だということ。
現在起きていることは、憎しみによる攻撃の正当化であり、また、マイノリティ(注:必ずしも数が少ないという意味ではなく)に対するヘイトでもあります。こうした状況は決して遠い世界の話ではなく地域でも起こっていること、植民地支配の歴史がもたらした在日コリアン差別も、正しい歴史認識をすることで初めてその深刻さがわかるという実感に繋がりました。あまりに問題が大きく手に負えないように思われがちですが、不買運動や地域選出の政治家に声を届けること等のほかにも、イスラム系(ユダヤ系)住民や難民への地域社会や学校における差別偏見に立ち向かうなど、一人ひとりができることがきっとあると私からは訴えました。
私がぎっくり腰だった中で、たくさんの皆さんの支えが無ければ開催も出来ませんでした。こうして地域からパレスチナやそれに連なるヘイトと足元からの包摂や平和について共に考えられたこと、とても貴重な経験をさせていただきました、本当にありがとうございました!