土曜の午前中、石神井公園駅南口西地区再開発に関わる解体説明会に参加。100名近くの参加者の方。質疑応答では工事の際の工事車両、完成後のビル風や日照について多くの意見が。主な質問と回答は以下の通りでした。

1.完成後のビル風の影響について。
建設前と建設後では風の影響が強い箇所(ランク2)が現在の3か所から12カ所へと増えている。それでいいのか?

→法令による基準は設定されていない。練馬区と協議しながら計画を進めてきた。確かにランク2が増えているが、3年前から何ができるか調整してきた。公木の数を増やしたり、建物の設計も変えたりしたことで影響を軽減した。

2.住民へのメリットについて
100億円以上の税金が使われると聞いている。税金を使われて住環境が悪化されるということがあってはならないはず。住民へのどんなメリットがあるのか?

→ 北街区では外周分に歩道用空地を設ける。広場を作る。南側では同様に検討している。

3.解体工事について
北側の道路を使うが、6メートルの非常に狭い道路。通行人も多い。出入口1からどのような種類を何台利用させるのか?

→ 狭いので4トンダンプを計画。1日に5台4回転→20台を目安にする(10分に1台程度)。その後、6月に3ゲートを設置。10トンダンプはこちらを利用。朝の7時から8時半は車を通さない。

4.北側の通行者の数は?

→交通量調査はまだしていない。来年2月に入る前に行う。現場には仮囲いを設置し、区道も通れなくなる。反対側を使うので減るのではないか。

要望:私道を極力通すな。232号線の大通りの方に出入口を作って欲しい。

5.自転車を置く場所がない、駐輪場が不便。エレベーターで昇降するのが不安

→ 地下1階の東側に駐輪場。スロープとオートスロープ。今回はラック式。二段式は検討せず、置きやすい形にする。

6.建物はどんな階層の方を目的に作られているのか?どの程度の収入層を対象に建てられているのか?

→ 北街区では220戸、8割はファミリー世帯向けで残りは少人数、単身者。南街区は単身、少人数用。販売価格は設計者が決めるものではない。分譲は野村不動産が行うので、説明できない。

7.日照について、北口のプラウドタワーを含めると、日陰の時間が倍になる。

→他のタワーとの検証は難しい。タワー状の方が日陰が落ちている時間が少ない。

8.区の関与はどこまであるのか?

→ 当地区の再開発事業に関しては、練馬区が都市計画決定をした。組合はまちづくりの条例に基づいて実施している。今回の説明会は練馬区の中高層条例に基づき、説明をしている。

今回の説明会では、練馬区も参加して住民に丁寧に説明すべきという意見が多く出ていました。住民の暮らしに非常に大きな影響を与える今回の事業、練馬区も責任をもって区民が納得するまで説明を尽くすよう、訴えていきます。過去の記事はこちらから