尊敬するよだかれんさん、伊藤朝日太郎さんを講師にお招きして5月18日に共同親権に関する勉強会を行いました。日本でも現在、3世帯に1世帯が離婚しています。2022年には約18万組の夫婦が離婚し、そのうち、子ども(未成年)がいたのは約9万5千件に達します。そうした中で、2024年の家族法改正によって離婚後の共同親権についての規定がされました。法改正に際しては、DV被害者をはじめ司法、医療・教育・福祉の現場から多くの反対の声が上がっていました。

本法の最大の問題は、離婚する父母が合意していなくても、裁判所が離婚後の共同親権を認められる点です。こうした中で、離婚しても配偶者から逃れられない「共同親権」の導入をすすめることは、別居している親による干渉、支配を復活、継続する手段にもなりえます。

よだかれんさんの具体的な事例についての話や立法事実がないということ、伊藤朝日太郎さんの法的な側面から専門的なお話は勉強になりました。共同親権については昨年、練馬区でも陳情「家族法制見直しに際し、子どもの安全を重視した慎重な議論を求める意見書提出を求めることについて」が出されましたが、残念ながら不採択になっています。

02_【資料1】陳情第61号 家族法制見直しに際し、子どもの安全を重視した慎重な議論を求める意見書提出を求めることについて

法施行は2026年、ぜひ課題を共有して地域から声をあげていきたいと思います。

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