通常国会が1月23日に召集となるなか、高市政権による早期の衆議院解散がほぼ確実と報道されています。動き次第では1月27日公示・2月8日投開票という“超短期決戦”の可能性も高まっています。前回の衆院選(2024年10月)では、民主党政権が誕生した2009年以来15年ぶりに、自公が過半数を割り込みました。次の選挙はどうなるのか。練馬区における直近の選挙結果をもとにその動きを分析します。
■ 練馬区は2024年の衆院選から「9区」と「28区」に再編
2022年の公職選挙法の改正により、練馬区は笹目通りを境に次の2つの選挙区に分かれました。
- 東京都第9区(西側/有権者30万7千人)
- 東京都第28区(東側/有権者31万3千人)(2024年10月現在)
新しい区割りが初めて適用されたのが、2024年10月の第50回衆議院議員総選挙です。
(出典:練馬区)
■ 2024年の衆院選:山岸一生氏(9区)と高松智之氏(28区)が当選!
2024年の衆院選では、全国で自公が過半数割れとなるなか、9区では山岸一生氏(立憲)が、自民党推薦の菅原一秀氏に約1万票差をつけて当選しました。
一方、28区では高松智之氏(立憲)と安藤高夫氏(自民)が大接戦となり、わずか300票あまりの差で高松氏が当選しました。9区では今回、菅原氏が自民党の公認を受けており、事実上、山岸氏との一騎打ちになる見込みです。

(出典:筆者作成)
■ 比例代表は大接戦:自民が僅差で上回る
政党名を選ぶ比例代表では、9区では自民党が立憲民主党を約200票差、28区も約3,000票差で上回りました。その結果、小選挙区では立憲民主党の候補が勝利したのに対し、比例代表では自民党が僅差で上回るという対照的な結果となりました。また、国民民主党が第3位となっています。

(出典:筆者作成)
■ 2025年の参院選:練馬区、わずか1年で勢力激変!…自民16%・立憲4割減!
衆院選の翌年、2025年7月に行われた参院選でも練馬区の比例区は引き続き自民党が1位となりました。
しかし、わずか1年前の衆院選(比例)と比べて、得票数は16%(約1万3千票)減と大幅に後退しています。立憲民主党も約2万9千票、4割近い激減となりました。
一方で参政党は約1万2千票から約4万4千票へ約4倍に急伸。チームみらいも約2万2千票を獲得し、日本保守党も票を伸ばしました。2位の国民民主党も5千票ほど増えています。一方、維新は20%(約6千票)減。公明党、共産党も票を減らし、この1年で勢力が大きく変化したことが分かります。

(出典:筆者作成)
■ 今後に向けて
2024年の衆院選で練馬区の投票率は58%でしたが、翌年の参院選では62%超となり、多くの方が政治に関心を寄せていることがうかがえます。だからこそ、いま必要なのは対話と共感を土台にした政治だと感じています。私は練馬区議として、排除ではなく包摂を掲げ、地域の誰もが声を上げやすく、支え合える社会の実現を訴え続けます。ご意見などぜひお聞かせください。これまでの訴えはこちらをご覧ください。
■ 参考資料
