先日、日ごろから私や妻がお世話になっていて、たまたま自転車で行き来できるくらい近所に住んでいる(すごい奇遇!)人権・難民弁護士の方5名と国際人権に関心のある司法修習生の方をお招きして持ち寄りパーティ。。(残念ながら一人は当番弁護士で参加できなくなってしまいましたが…)

毎回持ち寄りということで、皆さん何を準備するのかな?ワクワクしていたら手作りのラタトゥユや鳥ガラでスープから作ってチャーシューも手作りの味噌ラーメン(!)など予想をはるかに超えるバラエティ。妻も南米での私の大好物のキヌアのサラダにチリコンカルネを作ってくれる。

食事をしながら、皆さんから難民事件の代理人弁護士としての様々なご経験等を共有いただきました。法的な手続きである入国管理局での難民認定手続きや、そのあとの訴訟。どんなにひどい迫害を受けてきた・受けるとしても、それをきちんと難民の定義にそって説明できない人が多く、代理人弁護士がついていることで難民として認められる率が当然違ってくるようです。印象に残ったのが、これまで一番遣り甲斐があった仕事について伺った際に聞いた、ミャンマーの民主化についてのお話。数十年の間にたくさんのミャンマー難民の弁護を行ってきた中で、ミャンマーで民主化が進むなか、祖国の役に立ちたいと、日本で認定や在留をやっと勝ち取った難民の方々が、祖国に帰り活躍している。まさかこんな日が実際に来るとは思わなかった、というお話はとても感動的でした。

一方でたくさんのごちそうやゲストを前に息子も大興奮。大人たちが地域の外国籍住民の人権問題についてお話している横で、いろんなおもちゃの使い方を教えてドヤ顔をしたり、ミニパトカーに乗って自慢げに動いてみたり…見てないと、ぎゃーぎゃー大騒ぎをはじめる。生まれた直後から愛想の良さでは皆さんに驚かれる息子、どうやら「僕を見て!」というかなり面倒な性格(誰に似たんだろう…)みたいです。。
今日ご一緒した皆さんみたいに、人権のために立ち上がる人になってほしいと願いながら、息子の食べこぼしだらけの服を手洗いしました。。。