練馬区の2016年度(平成28年度)予算が公表されました。

2016年度の予算総額は2,599億7千万円、昨年の当初予算より153億円、率にして6.3 %増加し、過去5年で最も多くなりました。なお、練馬区の予算規模、今年度(2015年度)は東京23区の中で、第4位でした。区民一人当たりでみると36万円に達します。

これだけの金額がどのように振り分けるのか、質疑を行うのが2月17日~3月9日まで開催される予算特別委員会です。だからこそ、この予算特別委員会は非常に重要な意味を持ちます。

練馬区がこれまで税金を適切に使ってきたのか、検証すると疑問な点も非常に多くあります。例えば、昨年建てられた大泉学園駅前の大泉アニメゲートの銅像、こちらを作るのに税金が合計で9,700万円も費やされています。また、練馬区は広報費に昨年、7,000万円近く使っています。その一方で、社会福祉に充てられる予算は抑えられてしまいます。

予算特別委員会では、日にちごとに特定の費目について、各会派が練馬区に対して質疑を行うことになっています。質疑時間は会派の人数によって決まっているのですが、前回の定例会で発言時間の変更がなされた結果、自民党は一日あたり71分から74分に増えたのに対して、二名会派の私たちの発言時間は11分だったのが10分、一人会派は7分から6分へと短縮されてしまいました。

時間も短縮されて厳しい状況ではありますが、予算委員会では限られた時間の中で、しっかりと議論を行いたいと思います。