先日、鎌仲ひとみ監督の最新作「小さき声のカノン」の上映会に参加。

この上映会、「福島こども保養プロジェクト@練馬」が企画したもので、監督も出席。
鎌仲監督といえば、個人的な話ですが、実は私たちが結婚する前、デートした時に初めて見た映画が同監督の「みつばちの羽音と地球の回転」。鎌仲監督の名前を聞いたとき、会社帰りに渋谷のミニシアターまで一緒に観にいったことを思い出しました。

「小さき声のカノン」、福島や放射線量の高い地域で生活する方々が直面する問題を正面から捉えています。地域から避難したいと思ってもなかなかできない現実や、被害から時間が経つ中で世論の関心が少しずつ低くなっている現状、また、そんな中で子どもの甲状腺や骨に異常が相次いで見つかっているということなど、ほとんど報道されることのない事実が次々に明らかにされていました。

そして、対照的なのが国の姿勢。国はこうした被害の現状に目を向けないばかりか、被害そのものが存在しないかのような姿勢を示しています。

私自身、去年と今年、飯能で行われた保養キャンプにボランティアとして参加させていただきました。参加されるお母さんたちからお話を聞く中で、地域の中でも、除染後のひばく地を離れようとする方や、その地の食べ物を食べたがらない方のことを問題視する扱いする空気さえあると聞きました。私も一歳の息子を育てる中で、もし自分が、そして自分の子がそんな状況に直面したらどうしただろう、自分が親になったことでより身近な問題として認識するようになりました。

映画を見る中で、国が国民の命を最優先に考えず、地域の方々に犠牲になってもらうという政策を押し進めている状況において、私たちはどうやって生きてゆけば良いのだろう?一人一人が問いかけられた気がします。

自分の意志で道を切り開こうとする福島のお母さんたちの生き方に感銘を受けるとともに、地域でもしっかりとこうした状況を直視し、ともに支えあえるような社会を作らなければならないと実感しました。
(写真は鎌仲監督と)
Ayer, miramos una pelicula que se trata de las influencias que se ha causado por explosion de las plantas nucleas de Fukushima. Aun despues de 4 anos, muchas personas, especialmente los ninos y embarasadas estan sufriendo en los barrios. El gobierno Japones tiene que escuchar sinceramente la voz de la gente.
Foto con la directora de la pelicula.