先日、光が丘から地元の大泉学園まで予定されている都営大江戸線の延伸について、これまでの経緯と今後の取り組みを区役所でヒアリングしました。

都営大江戸線、現在は光が丘駅が終点ですが、土支田、大泉町を通って大泉学園町まで伸ばすことを練馬区では計画しています。

そもそも、平成12年(2000年)に国土交通大臣の諮問機関である運輸政策審議会で「2015年までに、光が丘から大泉学園町まで延伸に整備着手する」(整備着手=延伸の工事を開始する)という計画がなされたことが始まり。しかし、目標年である2015年現在でも、着手には至っていないのが現状です。

現在の取り組みとしては、まずは東京都が中心となって、都営大江戸線延伸予定地の上に道路を建設して、用地の確保を行っている最中です。しかし、用地獲得の状況も遅れていて、光が丘から土支田までの区間では、買収が完了したのは予定地の6割、そして、土支田から大泉学園までの区間ではまだ予定地の2割にとどまっています。加えて、大江戸線延伸に向けての都市計画整備、さらに、大江戸線延伸に資するための基金の積み立て(現時点で16億円、最終的には30億円が目標)が進められています。

今後の大きな展開としては、現在、国土交通大臣のもとで進められている交通政策審議会で大江戸線延伸に対してどのような計画がだされるか、注視されますが、いずれにせよ、大江戸線の延伸が実現するまでには、長い時間がかかりそうです。