エクアドルの友人から少しだけ遅いクリスマスプレゼントが届いた。

包みを開けた瞬間、エクアドルの太陽と高原の香りが…中には、一通の手紙と先住民の人たちの手作りの民芸品。

手紙はとってもシンプルでただ2行、「プロジェクトは順調に進んでいる、そして、私のことをみんな懐かしく思っている」とのこと。しかし、その2行にはすごくたくさんの思いがこめられている、そんな気がした。

目を閉じると、今でもリオバンバの景色が甦る。現地の人と一緒に種をまき、収穫し、パンを作る。私が活動した2年の間に、現地では3名の仲間が若くして命を落とした。一人はお産で、一人は落雷で、一人は栄養失調が起因する病気で。死があまりに身近な世界。だからこそ、生きることもすごくリアルな世界。

今年一年間、あまりにも多くのことがあった。
子どもを授かり、地域での活動を開始した。豊かなはずの日本で、給食を唯一の栄養源とする子どもがいることも、民主主義のあるはずの国で特定秘密保護法案が無理やり可決されてしまうことも、コミュニティの無いはずの東京でも地域の付き合いの温かさがあることも、ここ練馬で弱さを抱えた人々のために人生を捧げている人々がいることも、沢山学んだ。

それこそ、企業で働いていたら一生出会えないであろう個性的で素敵な人々ともつながれた。皆さんに感謝をするとともに、来年は学んだ事を還元できるように全力をつくすことを決意。