今日は他県での実地研修を企画。同僚20人と共に車三台を仕立てて朝7時に出発します。途中、標高4,700mの山道、アルパカの牧場や野生のビクーニャを横目に見ながら目的地へと向かいます。

研修先は地域発展のモデル集落。1970年代にイタリア人の神父がこの集落を布教に訪れた際、貧しさに心を痛め、収入源創出のためにチーズ生産を指導しました。その後、信者の人々が知恵を出し合って事業は拡大を続け、現在では乳製品をアメリカ、ヨーロッパに輸出するまでに至っています。我々が支援する集落はイタリア人神父が70年代に訪れた状況と同じでまだ始まったばかり。これを短い期間で何とか成長させたい、スタッフも少しでも知恵を得ようと、真剣な眼差しで研修に向かいます。

我々のプロジェクトは始まったばかりですが、いつかは今日訪問した集落のように、エクアドルのモデルとなりたい、そんなことを実感した一日でした。