今日は集落で鶏の加工方法について指導を行いました。
そもそも、村人からは「なぜ我々が日本人から鶏の加工の仕方を習わなければならないのか?」と、問われることがよくあります。
実際の所、それは、付加価値を付けて販売するためには、衛生管理や包装、処理の標準化が不可欠であり、それを外部の人間から学ぶ必要があるからなのですが、説明してもなかなか分かってもらえないので、結局は自分でやってみせるのが一番効果的、ということになります。
だからこそ、少し疑いの目をもって私を見つめる皆さんの前でお手本を見せるときは、毎回手が震えそうになります。今日も2羽の鶏を実際に加工したのですが、最初懐疑的だった皆さんの視線が、だんだんと作業に引きこまれるように変わっていくのを見ると、緊張感と共に遣り甲斐を感じます。