先日「NPO法人 ふらじゃいる」が行ったカフェに参加。

ふらじゃいるは精神障がいなどを抱えた仲間が中心となり、練馬区を活動拠点としてはじまった団体。一番の特徴は、専門家の知識や技術よりも当事者の経験にこそ病気や苦労を解明する知恵が眠っている、という考えから、こころの病気をもつ当事者の方々によって設立されたこと。だからこそ、モットーも非常にユニークで「病気を出す居場所作り」「世界一弱くて明日にでも潰れそうなNPO」となっている。

今回は、当事者の方々が、抱える悩みや課題を共有し、解決策をみんなで考える「当事者研究」という取り組みにも参加させていただいた。参加者だった若い男性の悩みで、信頼していた方に陰口を言われて傷ついたとのこと。

当事者研究では、皆さんが自分にも似たような経験があったか、そして、そんな時にどう感じたか、など自由に話をした。そして、その現象のみにとどまらず、問題の根幹がどこにあるのか、そして、今後どうやって対応したらいいか、話し合った。

解決策だけを検討するのではなく、話し合いのプロセスの中で、それぞれが共感し、参加する。参加者が一体感をもって解決に取り組む姿に感銘を受けた。

地域の中でのこうした取り組み、今後もぜひ参加していきたい。