今日は練馬区の成人式に参加しました。

今年の練馬区の新成人は約7,000名、そのうち4,000名以上が会場のとしまえんに集まります。他の自治体では、いくつかの会場に分けるのが一般的で、これほどたくさんの方が一カ所に集うのは練馬区の特徴です。

成人式に参加するのは議員になってから今年で二回目、としまえんと言えば、いつもは息子の大好きなミニSLにのるために何十分も並ぶ苦行の場(?)なのですが、この日ばかりは駅に着いた途端に視界に広がるのは色とりどりに着飾った新成人の方々。私までなぜか晴れやかな気持ちになります。

そして式典。今年の成人式は1996年に生まれた方が対象となります。皆さんの姿を見ながら、1996年、私は何をしていただろう、と思いを馳せると、ちょうど19歳、浪人中で代ゼミに通いながら、いつも学食で一番安いきつねうどんを食べながら、将来のことに悩んでたな(おかげできつねうどんが嫌いになってしまいました。。)とか、そういえば、一番流行った歌(ミスチルの「名もなき詩」)は今でもカラオケで歌っているな、とか、鮮やかに思い出しました。私は当時、自分に自信がなくて、自分にできること、向いていることは何かを必死で探していました。

2015年にNHKが18歳~20歳の若者に対して行ったアンケートによると、今の日本の政治に満足していない方は合計で74%、そして、日本の将来(20年後)は明るいと思えない人は全体の61%にも達していました。若い方も含めて閉塞感に覆われている、それが残念ながら現在の社会だと思います。しかし、そんな中で救いを感じたのが、同アンケートの中にあった、20年後あなたは幸せだと思いますか?という質問に対して、75%がそう思うと答えていたことでした。日本の将来は明るくなくても、その中で自分は幸せに生きたい、その思いが伝わるものだと思います。そして、今年の成人代表の方の「夢はすべて叶うと思うほど子どもではない、ただ、夢に向かって努力することがなりたい自分に近づける」というメッセージは印象的でした。

式典の後、次期衆議院選挙で東京9区から立候補予定の木内孝胤さん(民進党)、原純子さん(共産党)の話を聞く会に参加しました。労働条件や社会保障など、今の日本が抱える問題、そして特に若い世代にとっても深刻な問題に対して、どう向き合うか皆さんで議論をしました。若い方に負担を負わせないことは政治の大きな役割の一つ、これからも地域の中で頑張っていかなければと思う一日でした。