昨日は「着水か?墜落か!オスプレイに最も近づいた男 大袈裟太郎 高江報告会 In練馬」に参加しました。この報告会、沖縄で活動をされていて、また、昨年のオスプレイの墜落事故の際、現場に最も近づいたラッパーでもある大袈裟太郎さんのお話を聞くというもの。
大袈裟太郎さんは、山本太郎議員や三宅洋平氏の応援をする中で、政治に関心を持つようになったとのこと。その中で、辺野古の問題を知り、ネットではわからない真実を実際に知りたい、ということで去年から沖縄で活動しているそうです。
最初にあるドキュメンタリーを見たのですが、その中で、基地への反対をしている人に対して、「政治的だ!」と批判されていることに対し、市民の一人が「世界に政治的でないことがあるなら教えてほしい、どんなことだって政治的だし、声をあげないこと、黙っていること、それも一つの政治的な選択なんだよ。だから私は声を挙げるんだ。」と静かに答えた様子が印象的でした。
日本に戻って「政治的だから」という理由で、社会的な問題についてなかなか話をするのが日常生活では難しいこと、実感しています。そんな中で、私と同世代の彼自身の目で見た沖縄の話、勉強になりました。「以前はデモにどれだけ意味があるのか、自分でも疑問を思っていた。でも、座り込みをしていて、最終的にはもちろん排除をされてしまうのだけど、少しでも工事を遅らせることができる、例えば、今日は1時間、昨日は30分、その積み重ねによって、本当は3年で工事が終わるはずだったのに、10年かかっても、まだ完成していない。それを続けるしかない。」というようなお話は、私も勇気を頂けるものでした。
「いつも愛とユーモアを!」をモットーとしている太郎さん、ピコピコハンマーをもって現場に行ったらものすごく怒られた、というお話や、三宅洋平と仲がいいと言ったら、安倍昭恵が三宅洋平と訪問した直後で、しばかれそうになったというお話など、つい笑ってしまうような内容も。
報告会の最後に「基地の問題は、沖縄の人だけの問題ではない。すべての日本人が自分の問題として受け止めてほしい」という言葉を聞いて、以前、「標的の村」の三上智恵監督を練馬にお呼びした際、「「沖縄の人は基地をどうしてほしいんですか?」という問いが一番悲しい。なぜ沖縄に答えを押し付けようとするのか?皆で一緒に考えてほしい」と訴えていたことを思い出しました。私たちの生活が沖縄の方の犠牲の上に成り立っている、その責任を私たちが実感し、しっかりと向き合う事が必要だと改めて思う一日でした。