★ ハーバード大学の研究チームが遂に幸せとは何かを発見?
TEDトークをご存知ですか?世界中の著名人が自分の専門分野について、ユーモアを交えながら10分程度でスピーチする番組で、経済や哲学、社会など様々な分野について勉強になります☺。息子を寝かしつけた後にパソコンで見るのが楽しみの一つで、おすすめなのがハーバード大学の教授による「幸せとは何か」。それを調べるために大学で75年間もの追跡調査を行い、ついに結論にたどり着いたとのこと。
昔の歌にもありましたが、そもそも「幸せって何だっけ?」ミレニアル世代へ質問すると、その多くが富や名声を得ることと答えています。しかし、それが本当に私たちを幸せにするのでしょうか?
【ハーバード大学の75年にわたる幸せに関する研究】
ハーバード大学では「人を幸せにするのは何か?」を調べるために75年にわたって724人もの方を追跡した調査を続けています。調査対象は当時19歳だった若者たち、その中にはハーバード大学の学生、最も貧困地域の住民など多様な人たちが選ばれました。彼らはその後、工場労働者や弁護士、中にはアメリカ大統領になった人も。一方で、アルコール中毒になった方や統合失調症になった方もいました。
【そして、幸せとはなにか?】
調査チームが毎年インタビューを行い、何万ページもの情報をまとめて分かった唯一のこと、それは私たちを幸せにするのは、富でも名声でも必死で働くことでもなく、ただ「良い人間関係に尽きる」ということ。しかもそれは、友人が多いかどうかや生涯を共にする伴侶の有無ではなく、身近な人との日常的なつながりである、ということでした。
【身近な存在の重要性】
75年も調査を行って「身近な人とのつながりを豊かにすること」が幸せの唯一の条件とわかる、というのはあまりに当たり前と批判される方もいるかと思いますが、地域のコミュニティや横の繋がりがどんどん軽視される時代の中で、改めてその大切さを考える必要があると思います。私自身、区議として活動する中でたくさんの新たな出会いに恵まれたこと、それが一番の財産だったと思います。例えば、議会や日々の活動で悩みがあればすぐに打ち明けられるチームのメンバーがいたり、子育てで困ったことがあればすぐにママ友やパパ友に相談できたり、すごくありがたいと思っています。会社員だったころに比べて悩みや大変なことも多いですが、幸せだと感じる機会も増えています。
どんなに偉い人でも、どんなにお金を持っていても、孤独では幸せになれない。結局大切なのはどれだけ周りとの繋がりを豊かに持てるか、区がいつも強調している既存の町会や自治会だけではなくて、それぞれの関係の中で生まれる緩やかな繋がりをつないでいく、そのために私たちも全力を尽くしていきたいと改めて思いました。
https://www.youtube.com/watch?v=8KkKuTCFvzI&t=65s