緊急事態宣言 が延長される中で、多くのご相談を頂いています。先日、30年以上に亘ってお店を経営してきた方からこんな訴えを頂きました。

「コロナの影響が続く中で、国からの持続化給付金も終了、区からの支援は返済の必要な融資ばかり。改善の見込みも立たない中で、どうやって返済計画を立てろというのでしょうか。練馬区は聖火リレーに1500万円も使うくらいなら、事業者に対しての気持ちも見せて欲しかった。区の職員の方にはもっと現場に来て、私たちの思いも聞いてほしかった。私たちは商売人なので気持ちで繋がるところも大きいのです。区とはもっと気持ちの通ったやり取りをしたかったです。

私ももう70歳になりました。経済的なことももちろんですが、何よりも続けていこうという気持ちが萎えてしまいました。もう限界です。」

店の前を通るたびに元気に声をかけて下さった方が、声を震わせている姿に言葉もありませんでした。地域でも今年に入って閉店するお店が相次いでいます。

練馬区は地元商店を支援するために改めてプレミアム付商品券を発行するとしていますが、商品券が使えるのは商店会に加盟しているごく一部の店舗のみ。卸売りや建設を含めて、区内のほとんどの店は対象外になっています。自治体によっては、事業主の方に対する独自の支援などを実施しています。この方の訴えは、区内の多くの事業者の声を代弁しているものだと思います。練馬区としてもプレミアム付商品券ではなく、もっと広範囲の方に対する独自の支援を行うよう今後も訴えていきます。