都議選が終わり、多くのご相談を頂いています。先日、練馬区で非正規の職員(会計年度任用職員)として働いていらっしゃる方からこんな相談を頂きました。(個人情報のため一部変更しています)
「私は社会人になったころから、自治体の非正規職員として働いてきました。そこでは産休は取れますが、育休はありません。ですので、産休明けのタイミングで保育園に入園できなかったら、辞めるしかありません。雇用元は「一度辞めてもまた来年度、採用されるよ!」なんて気軽に言いますが、ここで保活問題が出てきます。退職すると「求職中」になるので、4月入園の保活でも望みが薄いのです。入園可能な最低保育指数はどこも「フルタイム満点」がほとんどですよね。
第2子の妊娠出産も希望してはいますが、働き方も制度もこのままだとすると、また大変な思いをせねばならず、夫とはもう諦めようかとも話しています。せめてこの「非正規だと長年フルタイムで働いていた実績があっても、出産で離職して低得点になる」という保活事情はなんとかなりませんでしょうか。」
正規職員の方々と同じような仕事をする一方で、多くの方は年収200万円未満で保育園にお子さんを預けることすらままならない、あまりに酷いと思います。制度を変えるのは簡単ではありませんが、実現させるために今後も継続してこの問題を訴えていきます。