保護者の方から多くいただく相談の一つが子どものランドセルが重すぎるというもの。以前から指摘してきましたが、タブレットが配布されたことでさらに深刻化しています。https://news.yahoo.co.jp/articles/d8009170eacaecb2c404378dfefde225f51c3588
実際に計測したところ、小学1年生の体重は21キロ程度ですが、タブレットに教科書、ノートなどを含めると連日5キロ、重い日は8キロ近くに。私の体重に換算すると日々15キロ、重い日には30キロ近くの荷物を背負って学校へ行く計算に。息子を含め、子ども達が重さによろめきながら学校に通う姿を見ると胸が痛みます。
海外の研究では発育のために体重の10%から15%の荷物にしなければいけないとの報告もあるなかで、あまりにも理不尽だと思います。学校に相談したところ、教科書やノートの置き勉も認めてもらえるようになりましたが、何よりも重いのは1.5キロ近くあるタブレット。
練馬区では小学校1年生はタブレットを学校に置いて帰れるよう、全児童分の充電可能な保管庫を1台10万円程度、合計で359台整備しましたが、置く場所がないといった理由で活用されていない学校も多く、いくつもの学校で日々タブレットを持ち帰っています。
決算委員会で練馬区へ対応を求めたところ、教育委員会として校長会等で必要ない日は子どもがタブレットを置いて帰るよう要請しており、今後も学校への働きかけを続けるとのことでした。しかし、なかなか各学校での運用は追いついていない中で、各学校に任せるのではなく、教育委員会として子どもの発育を守るためにも丁寧に対応するよう引き続き求めます。(写真は一年生の息子の今朝の荷物です。)