先日の補正予算の質疑、保健所 の職員の方の待遇について訴えました。区は保健所の職員を78名から121名まで増員したとのことですが、半数近くは派遣や非正規雇用(会計年度任用職員)の方々です。
区は保健所職員の激務に感謝していると繰り返しますが、こうした方々はそこに含まれるのでしょうか?会派のかとうぎさんが総務費の質疑で、区に対してこうした労働状況は問題であること、昇給や継続的な雇用を求めましたが、区の答弁は毎年査定を行うもののその結果は昇給ではなく、翌年度の採用時の判断にしか使わないとのことでした。労働時間は違うにしても、区民のために同じように日々疲弊しながら頑張っている方々にあまりに残酷ではないでしょうか。
練馬区全体でも非正規の会計年度任用職員は職員全体の4割近くに達しています。その9割は女性であり、10年以上働いている方も多くいます。正職員と同様に、区を支える大切な仕事をしているにもかかわらず、なぜこのような差別的な待遇を受け続けなければいけないのでしょうか。
先日、「メトロレディブルース」という映画を鑑賞しました。主人公は東京メトロの売店で働く女性たち、非正規職員として長年に渡って働いています。映画の中で、主人公の女性が仰っていた言葉が印象的でした。「ボーナスの日、何の罪もない正社員の方を憎い、殴りたいと思ってしまった。差別は人格をも傷つけるのです」という訴えに胸が熱くなりました。https://metrolady.jimdofree.com/
区として会計年度任用職員や派遣の方々の待遇を改善するよう、今後も訴えていきます。