ワクチン接種に関連して、外国籍の方からも接種したくてもできないという多くのご相談を頂きました。9月末時点における日本人、外国籍住民の接種率を確認したところ、外国籍の方は日本人に比べて18%低い数値でした。なぜ接種が進まないか、当事者の方に聞くと、送られた案内が全くわからなかったとのことでした。区は今回、外国籍の方向けに多言語での相談窓口も設置していますが、ヒアリングしたほとんどの方はその存在すら知りませんでした。

https://www.city.nerima.tokyo.jp/hokenfukushi/hoken/kansensho/2019-nCoV/vaccination_covid/gaikoku.html

そこで、議会での質疑において、今後の対応として接種券の郵送時にも多言語の相談窓口があることを大きく明記するなど、わかりやすい説明を行うことよう訴えました。また、インターネットの予約についても日本人ですら難しかった中で、外国籍の方にとってはあまりにハードルが高いものでした。補正予算の質疑において、高齢者の方に対して行ったように、区の職員等が一緒に、あるいはかわりに予約してくれるような仕組みを作るよう訴えました。

区としては、場合によっては集団接種会場の予約代行を行っているとのこと。また、受けてない方へのご案内(接種勧奨)において、外国語への案内や音声コードの設置などできるだけ寄り添った対応を検討しているとのことでした。

区として外国籍の方にも寄り添った丁寧な対応を取ると言及したことは評価できます。コロナの感染には国籍は関係ありません。外国籍の方も含めて、希望する方が接種しやすい環境を作るよう引き続き区に対応を求めます。