企画総務委員会、大泉さくら運動公園の人工芝の張替えを行うとの報告がありました。今回はそのために補正予算で6,930万円が計上。報告によると、平成28年(2016年)に施工されたものでまだ6年もたっていません。当初は10年程度の耐用期間を想定していたものの、利用者がかなり多かったこと、そして、当初許可していた金属製スパイクの使用で傷んでしまったとのことでした。

人口芝の維持にはそのほか、毎年100万円程度がかかっており、合わせると年間1,000万円以上の税金がかけられていることになります。しかも、芝の交換は、同じ業者でなければいけないということで競争による入札ではなく、随意契約になっています。今後は耐用年数も上がるとのことですが、それでも数年ごとに数千万円の費用が特定の事業者に支払われるというのは、税金の使い方として適切なのでしょうか。練馬区では人工芝のグラウンドは合計3か所ありますが、すべて同じ事業者が契約しています。

また、人工芝はマイクロプラスチックの排出という観点でも大きな問題になっています。実は海に流れるマイクロプラスチックのうち、一番多いのは人工芝によるものであるとの調査結果も出ています。そうした中で、区が対策を講じずに人工芝の導入を続けていくこと自体にも大きな問題があります。https://www.news24.jp/articles/2021/06/29/07897873.html

委員会でも問題を指摘するとともに、補正予算の審議でも会派として改善を求めました。今後も会派としてしっかりと対応していきます。