冬休みの宿題に書初めがあります。文章は練馬区から指定されていて1年生では「お正月に、おぞうにをたべました。からだがぽかぽかしました。」というもの。学校からは、お雑煮を食べなくてもこの文を書くよう言われたとのことです。


練馬区でも外国籍を含めて多様な子ども達が一緒に学んでいます。そのなかには、宗教上の理由などで必ずしもお雑煮を食べない(食べられない)方もいる中で、敢えてこの文を全員に書かせることが必ずしも適切なのでしょうか。練馬区に確認したところ、すべての学校でこの文を書くよう求めているとのこと。もちろん書初め自体を否定するものではなく、その文の内容に多様性への配慮という意味では課題があるのではないかと思います。そして、同じ文脈で卒業式での「お父さん、お母さんありがとう」とすべての子どもに言わせるといったことがあるのではないかと感じています。