先日、事務所に高校3年生の方が訪ねてきました。在日コリアンへの差別の問題に心を痛め、解決するために何ができるか考えたいとのこと。その方は17歳、野球部で活躍されているということで真っ黒に日焼けしている姿が印象的でした。
なぜ在日の方の問題に関心を持ったのか聞くと、自身がK-POPを好きな中で日韓関係が悪くなると、好きな歌手が来日できなくなったりすることに疑問を感じ、そこから日韓の歴史問題、在日コリアンの問題も関心を持つようになったとのこと。真っすぐな目で、朝鮮学校の無償化も含めてなぜ政治の世界においても在日の方への差別がなくならないのか、問いかける姿が印象的でした。大学では法学部への進学を検討していて、将来はこうした問題に取り組むために政治家や弁護士を目指すとのこと。
生活の中で感じた疑問から自然に差別の問題に向き合おうとする姿に胸を打たれました。自分が17歳のころ、山岳部でひたすら鍛錬したり、大学受験を前に将来について悩んだり、自分のことしか考えていなかった気がします。心強さを感じるとともに、私ももっと頑張らなくては、改めて思いました。