大泉町の稲荷山公園の周辺を地権者の方や区議の皆さん、そして息子と視察しました。練馬区の計画では、現在の稲荷山公園の敷地を住宅街にまで大幅に拡張、今後、合計で400世帯以上が立ち退きを求められることになります。

2時間以上をかけ、皆さんと予定地を視察しました。対象地には新しい住宅街と古くからの住居が混ざり合い、コミュニティを形成していて60年近くこの地域に住んでいるという方は、「私たちやその先祖が代々、この地域の自然を守り、そして地域を作ってきた。練馬区はなぜこうした歴史を無視して私たちを追い出そうとするのか」と悲しそうに話していました。

湧き水や防空壕のあと、かたくりの群生地、神社など実際に歩き回ることを通じて、住む人々の思いや町の空気を感じることができた気がします。練馬区に必要なことは、住宅街やコミュニティを壊して新たな公園を作ることではなく、今ある自然や緑を守ることではないでしょうか。息子は中里の富士山に大興奮、へとへとの私を後目に2回も登っていました。