6月14日の都市整備委員会、「美術館のリニューアルに併せて、中村橋駅周辺のまちづくりをさらに進めるため、地域の方々が参加するまちづくり検討会を設置」との報告がありました。

(仮称)「中村駅周辺まちづくり検討会」の主な内容として

  1.  美術館と連携した商店街など中村橋駅周辺のハード・ソフトのまちづくりの検討
  2.  中村橋駅周辺施設の統合・再編や補助133号線南北道路整備の進捗に合わせた課題整理および今後のまちづくりの方向性の検討

が示されています。具体的には美術館再整備にあわせて駅から美術館までの動線や企画展のあり方などとても大切なことを議論することになります。

しかしこのまちづくり委員会、委員を選ぶにあたっては、新たに区民から公募しないとのこと(構成は20名程度の委員構成、町会商店会、小学校PTA、美術館再整備基本構想検討委員会の区民委員、学識経験者、美術館長、区の部長など)。

練馬区の説明では、区民委員(2名)も入っているとのことですが、新たに美術館にあわせたまちづくりを検討するのに、あまりに閉鎖的と言わざるを得ません。「地域の方々が参加する」ことを目的としながら、実際には区の選んだ限られたメンバーで美術館開設に向け進めようとしているようにも見えます。先日の美術館選定委員会においても区民からの公募はしないとのことでした。https://iwasetakeshi.net/2022/06/nerima-museum-2/

美術館のリニューアルには非常に多くの反対の声が挙がっています。だからこそ、練馬区に必要なのは、反対の意見も含めて、開かれた議論やプロセスを経て住民の理解や合意を得る事だと思います。今後も計画の撤回を求めます。