今日の補正予算では、妊娠・子育て応援事業についての審議を行いました。内容は妊娠中の方、新生児が生まれた方に対してそれぞれ5万円ずつ、合計で10万円のカタログギフトを配るもの。制度の趣旨は伴走型支援と経済的支援を一体的に行うことにあります。
なぜ現金ではなくカタログギフト?
なぜ現金ではなくカタログギフトにするのか、練馬区はその理由を現金だと他の用途に使ってしまうかもしれないから、そしてカタログギフトにすると都からの全額補助が入り1.3億円分の出費が抑えられるからと説明しています。しかし、カタログギフトでは家賃も払えず、電気代も払えません。また病院の費用にも充てられません。

カタログギフトの課題1:なぜ定価の商品を選ばなくてはいけないの?
都が提供してきたカタログギフトの内容についても区の説明では市価よりも高いものもある、なぜなら送料や手数料が含まれているから、とのこと。例えばルンバでは4万円分となっていますが、ネットでは3万4千円程度で購入も可能です。

カタログギフトの課題2:妊娠から出産後まで合計で4回ものカタログギフト…。
さらにカタログギフトの期限はわずか半年、都からの支援を入れると妊娠から出生後までも合計16万円、4回分ものカタログギフトが送られることになります。出産直後の方にとって、非常に負担にもなってしまいます。

賛成はしましたが、本来の趣旨から考えると現金での支給を行うべきだと思います。