核兵器廃絶をめざし活動されている大学生、徳田悠希さんをお招きして話を伺いました。土曜の昼にも関わらず非常に多くの方に会場とオンラインでご参加頂きました。
徳田さんが核兵器に関心を持ったのは、中学生の時に被爆者の方の話を聞いてから。「私がもう一度被爆するより、皆さんが被ばくする可能性の方が高い」という言葉が印象的だったとのこと。その後大学で「KNOW NUKES TOKYO」設立に関わり、国会議員に核政策について問う面会プロジェクトや、オンライン被爆証言会を企画。昨年は核兵器禁止条約締約国会議のためウィーンにも渡航されたとのこと。大学卒業後も活動を続けるとのことでした。
なぜ徳田さんがこれほど熱心に核廃絶に向けて活動されるのか、「(自分たちの)未来をあきらめられないから」という言葉が印象的でした。
練馬区でも1983年に非核都市宣言を出し「練馬区および練馬区民は、…核兵器の廃絶と軍縮にむけて努力することを宣言する。」と謳っています。しかし、核兵器禁止条約加入に向けて、政府に意見書を出すべきという主張については、「区は国に対して意見を申し上げる立場にはない」と拒否。練馬区は国の出先機関ではない、国が動かないなら練馬区が率先すべきです。若い方の真っすぐなお話を伺いながら、若い方々への私たちの責任として核の廃絶に取り組まなければ、改めて思いました。