練馬区議会、総合・災害対策等特別委員会の最終日、1年のまとめの報告案が委員長から提出。目的は委員会での1年の議論などを中間報告として纏めるというもの。この委員会では今年度から練馬区立美術館の建替えも担当することになり、1年にわたって美術館の建替えの賛否も含めて多くの議論が行われてきました。しかし、今回の報告案を見ると、 練馬区立美術館の再整備 については20近くの意見が掲載されているものの改築に賛成といった意見がほとんど、「反対」という意見は一つも入っていません。委員長は「様々な意見があった。」という部分に反対の意味も含まれるとのことですが、正式な行政文書である以上、正確な記述が行われるのは当然の事です。

さらに、私達が最も厳しく批判した、事業者の選定プロセスについては、「丁寧、公正な審査の上で事業者を決定したことを評価」と記載。一方の意見しか記載されていません。修正を求めたものの、最終的には委員長の判断で決定されてしまいました。反対の意見が議会の正式な報告書からなかったことにされることはあってはならないこと。大きな問題だと思います。